金崎夢生(鹿島アントラーズ) (C)J.LEAGUE PHOTOS 金崎夢生(鹿島アントラーズ) (C)J.LEAGUE PHOTOS

前節、浦和レッズを1-0で下し、首位に立った鹿島アントラーズ。攻めては“レッズキラー”金崎夢生が個人技の高さを発揮しゴールを決め、守れば小笠原満男&レオ・シルバのダブルボランチ、昌子源&植田直通のCB、GKクォン・スンテが鉄壁のブロックを形成。試合後、ゼロ封の立役者である昌子は「この浦和戦の勝利は勝点6ぐらいの価値がある」と胸を張った。と同時に「次の(ヴィッセル)神戸戦に負けたら、今日勝った意味がなくなる。勝点6の価値を生かすには、次も勝たないといけない」と次戦を睨んだ。

【チケット情報はこちら】

鹿島は『明治安田生命J1リーグ』首位奪取の勢いを、『ACL』にもつなげた。5月10日の『ACL』グループステージ第6節でムアントン・ユナイテッドを2-1で撃破し、E組トップを奪ったのだ。この試合で、『明治安田』第4節・清水エスパルス戦以来となる得点をFW鈴木優磨がマーク。しかも、今季初の複数得点となる2ゴールを記録した。リーグ戦1得点、『ACL』2得点のペドロ・ジュニオールもチャンスは作っている。古巣との対戦を前に、新助っ人FWの調子も悪くない。鹿島攻撃陣は隙を逃さず、守備陣は隙を見せない。

一方アウェイに乗り込む神戸は、ここ4試合で1分3敗と失速している。首位陥落は第7節の話、現在8位まで順位を下げた。低迷の原因はハッキリしている。決定力不足である。エース渡邉千真は未だ無得点。前節はとうとうスタメン落ちとなった。2試合は途中出場ながら、『JリーグYBCルヴァンカップ』でもノーゴールなのも気になる。新加入の田中順也もノーゴールで喘いでいるが、こちらは『ルヴァン杯』4試合で3得点をマーク。アタッカー陣は同じく新戦力の大森晃太郎が3ゴールと、リーグ戦2得点&カップ戦3得点の19歳・中坂勇哉が奮闘する。攻守のキーマンであるボランチの藤田直之が戦線離脱している中、鹿島を撃破するには、そして神戸が再び上昇気流に乗るには、やはり渡邉のゴールが必要不可欠である。

過去3年間のリーグ戦の直接対決は神戸の3勝1分2敗。ここ2年間は茨城県立カシマサッカースタジアムでは神戸、ノエビアスタジアム神戸では鹿島がいずれも勝利している両雄の対決。『明治安田J1』第11節・鹿島×神戸は5月14日(日)・カシマスタジアムにてキックオフ。チケット発売中。5月19日(金)・鹿島×川崎フロンターレのチケットは5月13日(土)午前10時より一般発売。

「ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます