齋藤学(横浜F・マリノス) (C)J.LEAGUE 齋藤学(横浜F・マリノス) (C)J.LEAGUE

リーグ戦3試合で2勝1分と復調の兆しを見せつつある横浜F・マリノスと、3連勝&3試合連続完封と現在無双状態に入った川崎フロンターレ。両軍による神奈川ダービーが、今週末キックオフを迎える。

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『2017明治安田生命J1リーグ』第8節から3連敗、しかも3試合連続無得点とどん底で喘いでいた横浜FMだが、11節・ヴァンフォーレ甲府戦ではセットプレーからの得点と粘り強い守備で1-0。続く第13節・ベガルタ仙台戦では1-1のドローと物足りない結果となるが、第12節・清水エスパルス戦では3-1と久々にらしいゲームを見せた。同点ゴールを目指し、クロスを連発する清水に対し、モンバエルツ監督は栗原勇蔵を投入。3バックに変更し、中澤佑二、ミロシュ・デゲネクとともにクロスを跳ね返した。同じく途中出場したウーゴ・ヴィエイラも2ゴール。第2節以来となる得点を挙げた。エース・齋藤学を欠いた状況で勝点3を積み上げた意味は大きい。その齋藤も5月31日の『2017JリーグYBCルヴァンカップ』サンフレッチェ広島戦で途中出場し、戦線復帰。神奈川ダービーに万全を期す。

対する川崎Fも、我慢の時を乗り越えた。第6節・甲府戦、第7節・北海道コンサドーレ札幌戦、第8節・清水戦と3試合連続ドローから第9節・セレッソ大阪戦では0-2の完敗。順位を9位まで落とした。だが、第10節・アルビレックス新潟戦でCBにエドゥアルドが、ボランチに大島僚太が戦線復帰すると、攻守にバランスがもたらされ、3-0の快勝。続くジュビロ磐田戦では、中村憲剛が3試合ぶりに帰って来て、チームをさらにワンステージ引き上げ2-0。前節の鹿島アントラーズ戦では、シュート7本に対し、相手は17本と劣勢を強いられるも、鹿島のお株を奪う勝負強さを発揮し、3-0の勝利。2列目の阿部浩之が3試合連続ゴールを決めれば、長谷川竜也も2試合連続得点をマーク。さらに『ACL』ラウンド16・ムアントン戦でも、アウェイで3-1、ホームで4-1と勢いは止まらない。川崎Fのこの力、本物である。

リーグ戦での直接対決で11勝4分11敗と全くの五分の成績を残す神奈川ダービー。『明治安田生命J1リーグ戦』第14節・横浜FM×川崎Fは6月4日(日)・日産スタジアムにてキックオフ。今年も神奈川ダービーでは、レプリカユニフォーム付きチケットが発売される。各席種とも通常価格に600円プラスの「ユニ付」をチョイスすれば、販売価格4500円のレプリカユニフォームが付いてくるのだ。レプリカユニフォームは横浜開港を記念したデザインで、胸には「YOKOHAMA」の文字が躍るスペシャル版。背番号は12番目の選手を意味するサポーターの12番。チケット発売中。