進化したVCスマートコンパクトシリーズがすごい

続いて、最初の田原さんのお話にもあった「VCスマートコンパクトシリーズ」についてもご紹介しましょう。

ライブコンサートに行く人たちのために改良された商品ということですが、どんな点がすごいのでしょうか。

すごいポイント1:とにかく小さく! 軽く!

もともと防振双眼鏡のコンパクトさを追求しているケンコー・トキナーさんですが、さらに持ちやすいサイズに。

重さも約400gなので先行のVCスマート(515g)と比べるとかなり軽く感じます。

片手でらくらく持てるので、ペンライトやうちわなどを持つオタクにも優しいですね。

すごいポイント2:スライドシャッター採用

筆者の愛機であるVCスマートタイプは、防振のスイッチが入っているとランプが光るのですが、真っ暗な演出のときにこの光が周りの迷惑になっていないかが気がかりでした。

また、このランプの光がビデオ撮影などと勘違いされないか心配という人もいるようです。

左:スライドシャッターを開けた状態(ランプが見える)/右:閉じた状態(光がもれない)

しかし、ケンコー・トキナーさんはそんなオタクの心配も解決してくれます!

昨年発売されたVCスマートコンパクトシリーズではランプの光を隠せるよう、パイロットランプをさえぎるスライドシャッターが搭載されました。

公演中にライトの光が気になってしまう人が多いのでは? という発想から、新商品発売までの一年間で改良をしたそう。素晴らしい心配り。天才、最高。

すごいポイント3:おしゃれに進化&電池が手に入りやすく

画像:ケンコー・トキナー

本体のカラーも白と黒のモノトーンでおしゃれな感じ。カバーもデニム風の巾着になり、よりカジュアルな印象になっています。

さらに電池が単3形アルカリ乾電池になりました。万が一電池がなくなっても、遠征先のコンビニなどでも手に入りやすいのもポイント。

オタクの欲求別!おすすめ双眼鏡3タイプ

ここまで防振双眼鏡の魅力を伝えてきたわけですが、みなさん気になるのが「で、結局どれを買えばいいの?」ということだと思います。

そこで、ケンコー・トキナーの田原さんにオタクの欲求ごとに3タイプの双眼鏡をセレクトしてもらい、筆者の独断と偏見でおすすめポイントをまとめました。

とにかく推しを大きく見たい:VCスマート 14×30

画像(左):ケンコー・トキナー

田原さんによると「迷ったら14倍一択ですね!」とのこと。値段もそこそこしますが、個人的にもケンコー・トキナーで防振双眼鏡を買うならこれをおすすめします。

同じシリーズで10倍もあるのですが、14倍が希望小売価格73,000円(税別)。そして10倍は70,000円(税別)。筆者の場合は「3,000円の差なら14倍一択でしょ!」と即決でした。

身軽に動きたいし推しも見たい:VCスマートコンパクト 12×21

画像(左):ケンコー・トキナー

重いのはイヤ、でもちゃんと推しを見たい! そんな欲張りオタク欲求を叶えるのが、新シリーズのVCスマートコンパクト。

こちらは8倍と12倍がありますが、個人的には「迷ったらデカく見えるほう」でいいと思います。