【音楽】“チップチューン”の世界規模フェスに行ってきた!(前編)

2011.11.12 6:00

初代ファミコン世代には懐かしく響き、知らない世代には新鮮に聞こえる“あの電子音”が「Chiptune(チップチューン)」なる音楽ジャンルとしてひそかなブームに!!

お世話になっております! 鈴木妄想研究員でございます! 今回も世の中の素敵なサムシングをこれでもか!と研究していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします!

さて、今回は鈴木研究員にしては珍しく、アイドル以外の研究でございます! 皆さんは「Chiptune(チップチューン)」なる音楽ジャンルをご存知でしょうか? 簡単に言えば、ファミコンのようなチープな電子音を中心に構成された楽曲を指すのですが、これがまた非常に楽しい楽曲ぞろいなんですね。もちろんゲーム大国日本、チップチューンも盛んであります。まずはチップチューン入門、というわけで、日本の代表選手を何組か御紹介しましょう。

まずはメジャーデビューも果たしている三人組、YMCK。様々な音楽的素養に裏打ちされた、ものすごくハイレベルな楽曲なのに、とってもポップでゲーム感覚! という稀有なグループであります。シュガーベイブ往年の名曲「DOWN TOWN」をカバーしたりもしているんですが、これまた素晴らしい! 映像とあいまって、独特の世界観であります!

<YMCK/「Down Town」>

 


DOWN TOWN
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もう一人、日本のチップチューンシーンの最初期から活動してきた音楽家、Saitone。この方が楽器として使用するのはGAME BOY!そう、あの携帯ゲーム機、ゲームボーイです!その電子音をものすごく複雑に組み立てて、そしてそれを断続的に途切れさせる事によって独特のグルーヴを生み出す、とでも言いましょうか、ともかくですね、日本のトラックメイカーの中でも大注目の一人だと鈴木は思っております!ライブでの人気曲、かのマイケル・ジャクソンの「スリラー」をリミックスしたものがあるんですが、これがもうすごい!電子音だけでMJのファンクネスを表現しているんです!


<Saitone/「Thriller remix」>

 

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そしてこのチップチューン、日本だけではなく、世界中にシーンがあるんですね。アメリカ、イギリス、フランス、オランダ、スウェーデン、アルゼンチン、オーストラリア、中国などなど…かなりコアなシーンなんですが、やけにグローバルなのがチップチューンシーンの特徴です。そして、このチップチューンの世界的祭典とでも言うべき「Blip Festival」が2010年9月に引き続き、2011年10月に東京で開催されました! 説明が長くなりましたが、今回の研究は、このBlip Festival Tokyoのレポートなのです!

鈴木が会場である高円寺HIGHに潜入したのはフェス二日目の10月23日、すでにフロアは満杯状態、かなり外国人率の高い客層、さすがです。ステージ上にはオーストラリア出身アーティスト、cTrix! Amigaなどの古いコンピューターを駆使して最新型のダンストラックを鳴らします。2番目のアクトだったんですが、かなりの盛り上がり!











 













本人のFacebookページにも掲載されていますが、Amigaやジョイスティック(!)などをギター上に再構築した謎の楽器、その名も「GATARI」をプレイしまくる! オーディエンス熱狂! ともかく、Blip Festivalのお客さんは最高にノリがいいんですよねー。最高!











 
















他にもジャズの名曲「In the mood」を細かくサンプリングして、テクノ・ジャングル・ダブステップと次から次に異なるタイプのダンスミュージックにリミックス! どうやらこうした楽曲を、25年近く前の古いAmigaで作曲しているらしく…YOUTUBEで「ctrix “in the mood”」で検索してみてください! ホントかっこいいので!

 











次に登場したのはアメリカ出身のNullsleep。この人は、8bitpeoplesというチップチューンの歴史においても重要なレーベルを1999年に設立したことでも知られます。先ほどのcTrixがカラフルでファンキーな世界観だとしたら、こちらのNullsleepはダークでシリアスな印象。機材に制約があるチップチューンでも、いや、制約があるからこそ、作家性がものすごく如実に現れると言えるのかも知れません。お客さんの熱狂ぶりもすごかった!











 





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