マギー・Q

人気海外ドラマ『NIKITA/ニキータ (シーズン2)』で、タイトルロールの女アサシンを熱演したマギー・Qが来日。主人公にとって壮絶な運命が待ち受けるシーズン2のメインテーマは“HOME=戻る場所”であることを明かすとともに、アメリカで今秋放送予定のシーズン3の情報にも言及! ニキータと出会って得た“最高の収穫”についても語ってくれた。

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リュック・ベッソンが監督した名作の主人公、美しい殺し屋ニキータの後日談を描いて大ヒットしたテレビドラマのシーズン2。政府の秘密組織ディヴィジョンによってプロの暗殺者に育った彼女が、テロや暗殺など悪事を止めない組織を壊滅させるため、新たな闘いに身を投じていく。敵味方、全登場人物が入り乱れ、映画級にスケールアップしたアクションが勃発する今シーズンは、「アクションは、進化する必要があったのよ」と説明するマギー。かつて「銃は体の一部よ!」という名言を残したマギーは、「ナイフでもヌンチャクでも、自然に持たないといけないの。15年間いろいろな銃器を扱ったわ。わたしにとっては体の延長線上にあるの(笑)」と豊富な経験がモノを言う一級のアクションに自信を抱く。

一方、ニキータの出生、ディヴィジョンの誕生秘話など、過去に描かれなかった数々の謎が明かされ、ドラマ面も激しく進化する。「シーズン2の全体的なテーマは居場所という意味の“ホーム”よ」と世界観を説明するマギー。「ニキータは家庭のような安全な場所を持っていない女性だけれど、シーズンの終わりにはびっくりするような場所を“ホーム”に選択するの。それにシーズン3の最初の彼女はとても居心地のいい場所にいて、今までに見たことがない自信家の彼女がいるのよ」と今後、ニキータを取り巻く環境が劇的に変化することも示唆。ただ、「何かがひとつ解決すると、何かがおかしくなることって人生にはよくあるわよね(笑)」と穏やかな状況だけではないことを補足することも忘れなかった。

シーズン1、2と合わせて45話。深くニキータの人生を演じているマギーは、「彼女に出会って、最高の収穫があったわ」と最後に感慨深い表情を浮かべた。「広い心でいること、人を許すこと、我慢強くいること――それは、怒りや恨みの感情を抱くことよりも大変なことよ。人は皆、そう生きる可能性は秘めているけれど、継続はなかなか難しい。でも、ニキータはそういう生き方ができる女性なの。それが彼女の本当の強さだって気づいたのよ」。

『NIKITA/ニキータ (シーズン2)』

レンタル:DVD Vol.1-6 8月8日(水)よりスタート

発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ

取材・文・写真:鴇田 崇