(写真左から)青木崇高、佐藤健、武井咲、大友啓史監督

90年代に絶大な人気を誇った同名コミックを佐藤健主演で実写化した映画『るろうに剣心』の舞台あいさつが14日に大阪で行われ、佐藤、武井咲、青木崇高、大友啓史監督が登壇した。

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本作は、幕末に“人斬り抜刀斎”として恐れられていたが、明治維新後に“不殺(ころさず)”の誓いをたてた伝説の刺客・緋村剣心が、神谷道場の師範代を務める薫(武井)や様々な人との出会いを通して自らの人生を切り開いていく姿を描いた物語。

原作が『週刊少年ジャンプ』連載、TVアニメでの放映など各方面で人気を得た作品なだけに、大友監督は「マンガの剣心は最強でしてね(笑)。“神速”とも言いますか。神の速さですから。まず乗り越えなきゃいけないのは、その辺をどういうふうに作っていくか、勝算がないといけないんですね」と、実写化実現の苦労を吐露するも、「キャラクターひとりひとり、すごくエッジがきいているし、そういう意味ではまず健くんが決まった。剣心は彼以外にいない」と佐藤を絶賛。一方、小さい頃から剣心の大ファンだったという佐藤は、「自分が剣心をやるなんてありえないし、やるんだったら原作ファンの方も自分も納得できる物をやらなければいけないと思った。実際、大友監督や皆さんと現場で作って、これは間違いなく代表作になるんだろうなとか、今までの作品と全然違う特別な作品になるんだなという実感がわいてきた」と、本作に対する思いを語った。

また、本作には多くのアクション・シーンが登場するが、背中に“悪”一文字を書いた服がトレードマークの喧嘩屋・相楽左之助を演じる青木は、「戦う相手が元格闘家の方だったので、相当気合も入りました。やっていく中でアドレナリンが出るんですよ」と当時を振り返っており、武井はその撮影風景を「すごく格好よかったですね。実際現場でモニターを見る限りも、本当に同じ人間かと思うぐらいすごいアクションをされていて。私が見ていないアクション・シーンもいっぱいあったから、実際の映像を見た時は、こりゃ大変だっただろうにと思いました」と思わず本音を漏らしていた。

『るろうに剣心』
8月25日(土)全国ロードショー
※8月22日(水)、23日(木)、24日(金) 先行上映