『コロッケ錦秋喜劇公演』制作発表より 『コロッケ錦秋喜劇公演』制作発表より

2010年、福岡・博多座を笑いの渦に巻き込んだコロッケが、再び博多座に登場する。8月17日に福岡市内のホテルで『コロッケ錦秋喜劇公演』の記者会見が開催され、コロッケ、安達祐実、小松政夫が公演への思いを語った。

コロッケ錦秋喜劇公演チケット情報

第一部は山本周五郎原作の芝居『わたくしです物語』を上演。ほのぼのと心温まる文芸作品を、コロッケ風な味付けの人情喜劇にして博多座で初演する。「元々の本がすごく素敵な作品なので、それをいかに舞台に再現できるのかが大事。素晴らしいキャストの皆様の力を借りて頑張っていく」とコロッケも語るように、主人公・孝之助(コロッケ)と、その婚約者・伊久(安達)、孝之助の後見人である茂平(小松)をはじめ、坂上忍、金子貴俊、水町レイコ、森田順平、山田スミ子ら実力派のキャストが勢揃い。「立ち回りもあるし、決めるところは決めて笑わせるところは笑わせます」と意気込みを語った。

第二部は真骨頂を発揮する『コロッケものまねオンステージ』で魅せる。「ご本人からお叱りを受けてるもの、これからお叱りを受けるもの(笑)。せっかくの博多座公演なので、九州出身の方のコーナーなんかもやりたいですね。例えば、武田鉄矢さんが蕎麦屋のメニューを言うとすごく高価なメニューに聴こえる……というような(笑)。あとは芸人仲間にも『チャレンジャーだね』と言われる長渕剛さん(笑)。まあ、いつでも逃げる準備はあります」と、楽しい構想が次々登場。昨今のカバー・アルバムブームの話も出しながら「森進一さんが長渕剛さんの歌を歌ったり、前川清さんが井上陽水さんの歌を歌ったりなども面白そう」と意欲的で、今回も内容盛りだくさんの楽しいステージになるのは間違いなさそうだ。

第一部で伊久を演じる安達は「トラブルを持ち込んでくる人ですが、まだここで話せません(笑)。どんなトラブルかは劇場で楽しんでください。勝気で知的でまっすぐな可愛らしい女性をきちんと演じたいです」と抱負を語り、「第二部は観客のひとりみたいな気持ちで楽しみたいですね」とコメント。小松は「博多出身としては、博多座は本当に特別な劇場。大好きなコロッケさんが座長で、若く美しい実力派の安達さんとご一緒できるのは本当に嬉しい。これを機会に安達さんを笑いの世界に引きずり込みたいくらい(笑)」と熱く答え、チームの雰囲気は今から準備万端の様子。コロッケも「せっかく高いチケット代を出して来て頂くのだから、笑顔で博多座を後にして頂いて、先々まで『コロッケの公演は面白かったね』と思い出話をできるような舞台にしたいですね」と気合充分で締めくくった。

公演は10月5日(金)から28日(月)まで福岡・博多座にて開催する。チケットは発売中。