「マラソンのサークルで、既婚の彼と知り合いました。

新型コロナウイルスの影響でみんなで集まって走る機会が減り、彼とはいつもサークルが終わったあとでホテルに行っていたので、

『家を出る口実が見つからない』

というのが悩みだったのですが、自主練とか呼び出しとかいろいろと考えて出てきてくれていました。

彼はサークル用のスポーツウェア、私は普段着みたいにちょっとちぐはぐな格好だけど、『どうせホテルだし』とあまり気にしていませんでしたね……。

ところが、ある日サークルの友人から

『○○さんとあそこのコンビニにいたでしょ』

とLINEが来てびっくり。

そこはホテル街にあるコンビニで、食べ物を買うために寄ったタイミングだと思います。

『○○さんの服がいつもサークルで着てくるやつだから、すぐに気づいた』

と書かれてあって、知っている人が見ればすぐに特定されるんだとそのときわかりました。

『あ、○○さんが自主練しているときに偶然会って』

とごまかしたけど、どう考えてもそのコースは走らないし、絶対あやしまれたと思います。

しばらく会うのは控えましたが、知らないところで噂になっていないか怖いです……」(28歳/サービス業)

自分たちが見慣れている服は、つまりそれを知っているほかの人たちにとっても同じく“誰か”がわかります。

サークルを言い訳に出てくるなら着る服が限定されるのは仕方ありませんが、いつ誰に見られるかわからない外の世界では、こんなきっかけで関係をあやしまれることもあるのですね。