佐藤健

現在公開中の映画『るろうに剣心』の大ヒット御礼舞台あいさつが2日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演を務める佐藤健とヒロイン役で共演する武井咲、メガホンを執った大友啓史監督が登壇した。8月25日に全国329スクリーンで封切り。公開8日間で観客動員は100万人を突破し、興行収入も12億円を超える(8月22日~24日の先行上映含む)大ヒットを記録しており、佐藤も「本当にうれしいこと。数字がすべてではないけど、自分自身も覚悟し、いつも以上に全力を注いだ作品なので報われました」と喜びを素直に表現していた。

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さらに同日、世界64か国での公開も決定し、「すごいですね。撮影に入る前から『世界に行きたいですね』と監督と話していたので、夢がかなってうれしい」と佐藤。武井も「気恥ずかしい思いもありますが、海外でどんなリアクションがあるのかぜひ知りたい」とコメントした。大友監督は「今の時代にマッチしたヒーローを生み出そうと、いい役者が体を張って演じるエモーショナルとドラマ性がある作品を目指した。『るろうに剣心』は海を超える可能性がある題材。胸がいっぱいです」と感無量の面持ちだった。

『週刊少年ジャンプ』に連載され、テレビアニメ化もされた大人気コミックを実写化した本作。かつては伝説の人斬りとして恐れられるも、維新後に“殺さずの誓い”を立てた伝説の剣客・緋村剣心(佐藤)が様々な人との出会いを通じて、自らの生きる道を見出す姿を華麗なアクションと共に描き出す。関係者によると「最終的には興行収入40億円以上を狙いたい」と鼻息も荒い。

なお、佐藤と大友監督は8月31日に札幌、仙台、名古屋、そして9月1日に京都、大阪、広島、福岡で大ヒット御礼の“全国行脚”を敢行。東京・新宿でのゴールを無事に迎え、晴れ晴れとした表情を見せていた。

『るろうに剣心』

取材・文・写真:内田 涼

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