OSK日本歌劇団「レビュー 夏のおどり」記者懇親会より OSK日本歌劇団「レビュー 夏のおどり」記者懇親会より

劇団創立95周年となるOSK日本歌劇団の、約1年ぶりとなる新橋演舞場での8、9月公演『レビュー夏のおどり』。この度記者懇親会が行なわれ、OSK日本歌劇団トップスター 高世 麻央(たかせ まお)、また男役スターの桐生 麻耶(きりゅう あさや)、楊 琳(やん りん)、真麻 里都(まあさ りと)、悠浦 あやと(ゆうら あやと)が出席した。

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『レビュー 夏のおどり』は、和物、洋物レビューの豪華2本立てで構成され、第1部の『桜鏡~夢幻義経譚~』は源義経の物語を元にした和物舞踊レビュー。牛若丸から義経へ成長する自身の配役について高世は「知られているからこそイメージを壊さないように、自分らしく演じたいと思います」と話す。また壇ノ浦の合戦の場面についても「舞台機構をふんだんにつかい、自分たちが演じていてもワクワクする演出をいただいているので、緊張感をもって演じられれば」とやる気を見せた。弁慶を演じる桐生は「弁慶を演じるなら桐生さん」と言われることについて苦笑しながらも、「弁慶と義経の絆に、自分と高世さんの関係に重なるところがあるのかな、と思いながら演じています」と語った。

第2部の『Brilliant Wave~100年への鼓動~』はラインダンスや黒燕尾の男役と“ダンスのOSK”と呼ばれるその実力を楽しむことができるレビュー。見所を聞かれ、「本当に全部が見所だとおもいます」と答えたのは楊。「演舞場だけ異様に気温が高いぞと思われるくらい、体中からパワーを出してヒートアップしていきたいと思います!」と意気込んだ。真麻が見所にあげたのはフィナーレの黒燕尾。「フィナーレは久々の正式な黒燕尾。階段で男役がずらっと並ぶとゾクゾクしますし、それを皆さんにも感じていただけたら」と話した。悠浦はリフトの多さに注目してほしいと話し「ご覧になったお客様から『女性同士でどうやって?』と聞かれるのですが、それは企業秘密ということで」と茶目っ気たっぷりに会場を笑わせた。

トップスター就任3年目となる高世は、本公演について「歴史ある新橋演舞場で今年も公演させていただけること、東京の皆様に観ていただけると思うとワクワクします。OSK日本歌劇団は95周年を迎えさせていただきましたが、これからの100周年に向けて歩んでいっているような躍動的な作品を、ひとりでも多くの方に観ていただければと思います」とコメント。レビューに馴染みがなくとも楽しめる、OSK日本歌劇団のエネルギッシュなパフォーマンスをぜひ劇場で体感してほしい。

公演は8月31日(木)から9月3日(日)まで、新橋演舞場にて。チケットは一般発売中。