ミラ・ジョヴォヴィッチ

来日中の米女優ミラ・ジョヴォヴィッチが3日、都内で開催された人気シリーズ最新作『バイオハザードV:リトリビューション』のワールドプレミアに出席。夫でメガホンを執るポール・W・S・アンダーソン監督と前作に続きアンデッド役で出演する中島美嘉とともに、六本木ヒルズアリーナに登場し、「来日するたび、故郷に帰ってきたような感覚になるの」と会場に駆けつけたファン1000人に感謝しきりだった。

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アンダーソン監督とジョヴォヴィッチの夫妻が日本の地を踏むのは、昨年の第25回東京国際映画祭以来、約1年ぶり。原案となっているゲームは日本生まれとあって「この作品がワールドプレミアという形で、世界で初めて日本の皆さんに観てもらえるのはとても光栄。映画自体も日本のカルチャーやグラフィックデザインに強く影響を受けているんだ」(アンダーソン監督)と感慨深げだった。

アンブレラ社が開発した、アンデッド(ゾンビ)へと姿を変えてしまうT-ウイルスが蔓延した世界を舞台に、アリス(ジョヴォヴィッチ)が新しい仲間とともに再び戦いを挑む姿を3Dで描いたアクション作。ミシェル・ロドリゲス、シエンナ・ギロリーら過去作に登場したメンバーが再集結するほか、謎に包まれた女スパイ、エイダ・ウォン役には中国の女優リー・ビンビンが起用されており、バラエティ豊かな女優陣が顔を揃える。

“日本代表”の中島については、「強いから倒すのが大変。普段は小鳥のようなのに、現場でアクションの声がかかると戦士に変身するのよ」(ジョヴォヴィッチ)、「前作のアンデッドぶりが素晴らしかったから、今回も出演をお願いした。期待通り、ミラと互角に戦ってくれた」(アンダーソン監督)と賛辞を惜しまない。当の中島は「うれしいような、恥ずかしいような…」と戸惑った表情だったが、アンダーソン監督から「ぜひ次回も」とラブコールを受けると「楽しみにしています」と意欲を見せていた。

『バイオハザードV:リトリビューション』
9月14日(金)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー