運動が苦手な親の願い

ある父親からのお話です。

自分がどちらかというと運動が苦手、子どもの頃から大きなコンプレックスを持っていました。そんな自分の子どもが5歳の時「サッカーをやりたい」と言い出しました。その時は我が子を誇らしく思い、とても嬉しかったそうです。

ところが…小学生になって「チームの足を引っ張るやつ」と言われ「あいつがくるとうまくいかない」と陰口を叩かれるようになりました。

暗い顔をしている我が子。「ああ、やはり俺の子だからかな」と思いつつも、ここを踏ん張って乗り越えて頑張ってほしいと願う父でした。

とうとう子どもは「パパ、サッカーを辞めたい」と訴えてきました。

けれども、どうにかして続けさせたい、苦しくても続けてほしい父親でした。「辛いことがあっても逃げないで頑張る」、「継続することにより忍耐力が育つ」と考えたからです。

けれども、子ども自身が辛い場所に行くことを嫌がっているのに正論を押し付けることはどうなのでしょうか。

筆者の返答

一旦、始めた習い事。嫌になることもあります。でも、続けるか辞めるかは、最終的には親ではなく子どもが決めることです。

子ども自身の人生なのですから。子ども自身がじっくり考えて「ここで投げ出したら身に付くものもつかないぞ」と継続するのもよし、「こんなに辛い思いをするのだったらいっそやめて他の楽しみを見つけよう」とするのもよし。

どちらの選択をしても親は落胆しないで認めてやってもよいと感じます。

世の中には理想論、正論が溢れています。親の願いや「こうであってほしい」という理想を押し付けすぎて、子どもが不安な思いをしないように気を付けたいものですね。