桜庭和志(2017 年 UFC 殿堂入り) 撮影:中村拓己 桜庭和志(2017 年 UFC 殿堂入り) 撮影:中村拓己

UFC殿堂入り・桜庭和志がPRIDE時代の盟友にエールを送った。8月7日にCarpe Diem 三田で、9月23日(土)埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催される格闘技イベント「UFCファイトナイト・ジャパン」のプロモーションイベントが行われた。

【チケット情報はこちら】

桜庭は6月に日本人として初めてUFCの殿堂入りを果たし、ラスベガスで行われたセレモニーに参加。セレモニーの感想を聞かれると「純粋にうれしかったですけど…UFCには1回(1997年)しか出ていないのになぁと思いました。英語が分からないのでお客さんの反応がさっぱり分からなかったです」と桜庭節を全開させた。今大会には桜庭とも交流のあるPRIDEミドル級GP2005優勝・マウリシオ・ショーグンが出場し、過去にKO負けを喫しているオヴィンス・サン・プルーとの再戦に臨む。桜庭は日本の地でリベンジに挑むショーグンの勝利を願った。
「ショーグンとはブラジルで何度か練習したことがあるんですが、ずっと動き続けていてスタミナがすごかったです。黙々と練習していて真面目な印象がありました。ショーグンの試合はいつ見ても面白いので、今回も頑張ってほしいですね」

また、今大会ではふたりの日本人選手がUFCデビューを果たす。阿部大治は今年7月にプロキャリアわずか5戦でパンクラスのウェルター級王者になった期待の新鋭。今大会では韓国のイム・ヒュンギュとの対戦となり「UFCに出るだけでは意味がない。勝ち続けないといけないし、今回はUFCデビュー戦ですけど、僕はKOで勝つんで注目してください」と鮮烈デビューを予告した。同じくパンクラスからは初代女子ストロー級王者の朱里が参戦。ジョン・チャンミとの一戦を前に「私はUFCでチャンピオンになることが夢」と目標を掲げ「そのためにも着実にひとつずつ勝って行きます。日本大会で勝って上を目指していきます」と語っている。

またUFC世界フェザー級王者マックス・ホロウェイも大会PRで来日し「人間には誰しも戦いのDNAが入っていると思うんで、どの試合を見ても楽しむことが出来るはず。第1試合からメインイベントまでトータル的に見ることで、よりUFCの魅力が伝わると思う」とファンにメッセージを送った。

「UFCファイトナイト・ジャパン」は9月23日(土)さいたまスーパーアリーナで開催。チケット発売中。

取材・文:中村拓己