その後、新モンスターのケチャワチャと戦ってみることにした。使用した武器は弓と片手剣。どちらも使い慣れた武器であり、今作でどんな変化を遂げているか確かめたかったのである。

 

フィールドは同じく遺跡平原だが、ケチャワチャ戦のメイン舞台となるのはジャングルの奥地のような森の中。このマップは高さの違う二つの地面があり、ケチャワチャは長い腕を利用してひょいひょいと木々を飛び移りながらトリッキーな攻撃をしかけてくる。無理やり動物に例えるなら、猿と狐とムササビを足した感じだろうか。空中からの滑空攻撃や、木にぶら下がった状態から放ってくる水球、怒り状態での連続飛びかかり攻撃は要注意だ。

 

さて、弓と片手剣の使用感についてもレポートしよう。まず弓だが、こちらの操作感は3Gとさほど変わってはいない。ただし、操作が2つ用意されており、従来のXボタンで溜めてRボタンで照準をつけるスタイルに加え、Rボタンで溜めてXボタンで照準をつけるスタイルも選ぶことができるようになった。これはおそらく3DSのボタン配置の仕様上の問題だろう。前作での課題をきちんと解決してくる姿勢には好感が持てる。

また、今作からは曲射に加え、剛射という技が実装された。これは通常の溜め状態よりも一段階上の矢を放つというもので、弓によって曲射と剛射のどちらかが使えるようだ。ゲームショウで用意されている弓は剛射が使えるので、弓使いであればこちらも体験してもらいたい。とはいえ全体的にはマイナーチェンジといった印象である。