レッドフォード、5年ぶりの監督作『声をかくす人』が日本公開

2012.10.4 18:50配信
『声をかくす人』(C)2010 ConspiratorProductions, LLC. All RightsReserved.

ロバート・レッドフォードが監督として5年ぶりに手がけた新作映画『声をかくす人』が27日(土)より日本公開される。これまで重厚なドラマ作りで高い評価を得てきたレッドフォード監督が新作で題材に選んだのは、リンカーン大統領暗殺の共犯者として、アメリカで初めて死刑になった実在の女性メアリー・サラットだ。

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レッドフォードは、『明日に向って撃て!』『スティング』など、役者として数々の名作に名を残してきたが、監督としてもその手腕を高く評価されている。監督第1作目となる『普通の人々』では、中流家庭の人々に焦点を当て米社会の問題点を浮き彫りにし、アカデミー賞作品賞、監督賞など4部門を受賞。1994年の『クイズ・ショウ』ではアメリカの道徳観とマスメディアの影響力を描き出し、2007年の『大いなる陰謀』では、現代のアメリカが抱えている対テロ戦争の問題を取り上げ、政治の世界に切り込んだ。

本作のモデルとなったメアリー・サラットは南部出身で、夫の死後、娘と息子と共に下宿屋を開いた。その家にリンカーン暗殺犯のグループが頻繁に訪れていたことから、共犯者として逮捕され、法廷裁判ではなく軍法会議にかけられ絞首刑となった。映画の中で彼女は自身の無実を主張するが、自分の弁護になるようなことは何ひとつ言おうとしない。本作でサラットを演じたロビン・ライトは「メアリー・サラットは、母親で、未亡人で、カトリック教徒で、南軍を支持し、ある意味、間違って共犯者として告発された。そして、自分自身の選択によって犠牲者になったのだと私は思います」と分析する。

自分の“声をかくし”沈黙するサラットが、最後まで守り通したもの、歴史的な大事件の知られざる真相とは? レッドフォード監督が1865年の実話を2012年に描いた真の理由は、劇場で明かされる。

『声をかくす人』
10月27日(土)より銀座テアトルシネマほか全国ロードショー

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