舞台あいさつの様子

累計発行部数が30万部を突破した貴志祐介氏のベストセラー小説を映画化した『悪の教典』と、前日譚を描いた配信ドラマ『悪の教典-序章-』の完成披露試写会が10日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、キャリア初の悪役に挑んだ主演・伊藤英明をはじめ、共演する二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、浅香航大、水野絵梨奈、KENTA、高岡早紀、三池崇史監督らが舞台あいさつに立った。

問題だらけの高校を舞台に、伊藤演じるサイコパス(反社会性人格障害)の教師・蓮実が、自らの失敗を隠滅するために、受け持つクラスの生徒全員を惨殺するというバイオレンス・サスペンス。伊藤は自身の代表作である『海猿』シリーズを引き合いに、「今までたくさんの人を救ってきましたが、今回は大殺戮を起こす役どころ。『海猿』と並ぶ代表作になったと確信している」と胸を張り、「伊藤英明のことは嫌いになっても、『海猿』のことは嫌いにならないで」と元AB48の前田敦子を彷彿させるアピールで、客席を笑いに包んでいた。

「映画を観終わった後も、皆さんが笑顔でいてくれたらいいんですけど…。心を真っ白に、ストーリーを追いかけてくれれば、きっと共鳴し皆さんの中に眠っているものが目覚めるはず」と語るのは、本作でも過激な演出を仕掛け、本領を発揮した三池監督。この日は、第7回ローマ国際映画祭のコンペティション部門への正式出品も発表され、「非常にうれしいこと」と喜びを噛みしめた。

一方、“殺人教師”蓮実と激しい攻防を繰り広げる生徒たちは、「初めての学園ものでしたが、こんなに怖い目に遭うなんて…」(二階堂)、「エネルギーに押しつぶされないでください。もし気分が悪くなった方はすぐに言ってください」(染谷)、「振り切らないと、演じられない役だった」(林)、「とにかく必死で、気づいたら撮影が終わっていた」(浅香)、「清々しい疲労感が感じられる」(水野)、「何度もNGを出す僕を伊藤さんが励ましてくれた」(KENTA)と現場を振り返り、配信ドラマ『悪の教典 ―序章―』に出演する高岡は「舞台は映画の数か月前。蓮実先生の悪が垣間見えるはず」とアピールしていた。

『悪の教典』

『悪の教典-序章-』

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