大久保嘉人(FC東京) (C)J.LEAGUE 大久保嘉人(FC東京) (C)J.LEAGUE

『JリーグYBCルヴァンカップ』準々決勝で明暗が分かれた両クラブが激突する。準々決勝敗退となったFC東京と、準決勝進出を決めたセレッソ大阪。リーグ戦の直接対決で7勝7分7敗という全くの五分の星を残す両軍が、今週末対峙するのだ。

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FC東京は8月30日の『ルヴァン杯』初戦で川崎フロンターレに0-2で敗れ、9月3日・第2戦も1-5でジ・エンド。ホームで大敗を喫した後、エースは怒りを露にした。

大久保嘉人は「今日は3点を取らなければいけない試合。それなのにプレスも中途半端で、前にパスは入らない。点を取りに行って失点したのであればいいが、DFが残っていて川崎に回されての5失点は恥ずかしい。このチームに入って、『変わろう、変わりたい』とみんな言うが、全然変わらない」とチームメイトにとって耳の痛い話を吐露した。大久保は試合後の興奮に任せて不満を爆発させたわけではない。「今変わらないでいつ変わる」という危機感からチームメイトを叱咤したのだ。大久保は前を向く。だからこそ「リーグ戦は残り10試合ある。この10試合で変われるか。そのために自分は伝えていきたい」と続けた。

大型補強を施したFC東京だが、9勝6分9敗・勝点33の10位に甘んじている。チームの象徴とも言える石川直宏も今季限りでの引退を表明している。そんな中での大久保の苦言である。FC東京の面々が何も感じないわけがない。次のC大阪戦に期待せずにはいられない。

そのC大阪はホームでの『ルヴァン杯』初戦を0-0で切り抜け、浦和レッズのホームに乗り込んだ第2戦で2-2、アウェイゴールのアドバンテージで4強入りを決めた。FW杉本健勇、MF山口蛍を日本代表で欠きながら、第1戦は直近のリーグ戦からスタメン総入れ替えとなるカップ戦仕様のメンバーで戦いながら、準々決勝突破を果たしたのだ。

9月中旬に復帰予定だった山村和也がトップ下に戻ってきたのは心強い。また『W杯アジア最終予選』サウジアラビア戦で代表デビューした杉本は新たな刺激を受けていることだろう。ここ5試合で1勝1分3敗とトップ戦線からの後退したC大阪だが、『ルヴァン杯』で流れは変わった。首位・鹿島アントラーズと勝点7差の5位は、まだまだ下を向くには早過ぎる。C大阪もここから大事な10試合を戦うことになる。

『明治安田生命J1リーグ』第25節・FC東京×C大阪は9月9日(土)・味の素スタジアムにてキックオフ。当日は『AJINOMOTO Day』を実施。特製ナップサック、『Cook Do きょうの大皿 肉みそキャベツ用』、『ほんだし 焼きあごだし』を先着2万名の来場者にプレゼント! チケット発売中。