“伝説のパワステ”のステージで、ヒット曲を連発!

「日清食品 POWER STATION [REBOOT]/パワステリブート」で、スキマスイッチの配信ライブ『スキマスイッチ SPECIAL ONLINE LIVE powered by J-WAVE』が開催された。

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かつて数々の名演を世に送り出したライブハウス「NISSIN POWER STATION」が22年ぶりにREBOOT(再起動)し、“日本初の音楽特化・配信特化・無観客ライブハウス”として蘇った同会場。

当日のMCでも語られたが、2003年にメジャーデビューしたスキマスイッチは、当時のステージに立つことは間に合わなかったそう。今回無観客配信という形で、“伝説のパワステ”のステージに登場することとなった。

今回はコンパクトな曲数のなかに歴代のヒット曲やライブの定番曲をたっぷりと、また最新の楽曲も披露。

事前にアナウンスされていた<初めてスキマスイッチのライブをご覧になる方も楽しんでいただけるライブパフォーマンス>という言葉を見事に体現するような、まさに「はじめてのスキマスイッチ」としても最良の、充実した内容となった。

これまで、一風変わった趣向のライブを展開してきたスキマスイッチ。ある時はすべての演奏をふたりきりでこなしてみたり、ある時はフルオーケストラを従えたり、またある時は前日のセットリストを翌日まるまる逆の順番から演奏したり。原曲からアレンジを変えて披露することは日常茶飯事で、そんなワクワクする仕掛けも彼らのライブの楽しみのひとつだ。

しかしそのような特殊な仕掛けの有無に関わらず、彼らのライブにはいつも新鮮な気付きがある。

彼らにとってライブとは、もちろん観客と同じ時間を共有する場であり、加えて自らの新たな表現を掴まえんとするチャレンジとトライアルの場でもあるのだと思う。だからいつ観ても、何度観ても、毎回異なる手触りがあるのだ。

まさにライブハウスのようなサイズ感のステージで繰り広げられた今回のステージ。もはやサポートの粋を超えたリレーションシップを築く凄腕ミュージシャンたち(この日のサポートメンバーは村石雅行、石成正人、浦清英、種子田健、松本智也)との演奏はいっそう生々しさを増し、よく知った名曲たちに新たな表情を与えていく。

今回のパワステリブートの配信ではカメラワークも細やかで、2人+5人の多彩な演奏によってスキマスイッチの音楽がいかにライブの場で具現化されているか、視覚からもよくわかる映像になっており、配信に特化したパワステリブートの実力にも唸らされた。