左から、黄瀬和哉氏、冲方丁氏、日本マイクロソフトの香山春明執行役常務、ブライアン・ホール ジェネラルマネージャー、江川達也氏

日本マイクロソフトは、3月15日、タブレット端末「Surface RT」の発売を記念したイベントを東京・代官山で開催した。

「Surface RT」は、マイクロソフトとしては初となる自社製ハードウェアのタブレット端末。OSは「Windows RT」で、オフィススイート「Office 2013 RT」を標準搭載している。脱着式の専用カバー・キーボードを2種類用意し、一体型のスタンドを活用して立てかけて使用することができる。USB2.0端子やHDMIマイクロ出力端子で、周辺機器との接続に対応。ビックカメラグループ、ヤマダ電機グループ、ヨドバシカメラの全国約1000店舗で販売する。

米マイクロソフト Surface and Windows Hardware Sales and Marketing担当のブライアン・ホール ジェネラルマネージャーは、「Surface」の基本機能をデモンストレーションを交えて紹介。用途について、「マルチユーザー対応で、複数のアカウントを作成することができる。私は子どものゲーム用アカウントと仕事用のアカウントを分けて使っている」と自分の活用例を述べた。ディスプレイが10.6インチなので、「電車など、狭い場所で使用することには不向きかもしれない。しかし、学生やモバイル環境が必要なビジネスパーソンにとっては、スタンドとキーボードを備えているので最適なツールだ」とアピールした。

イベントでは、6月に公開予定のアニメ映画『攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain』の総監督・キャラクターデザインを務める黄瀬和哉氏、シリーズ構成・脚本を担当した冲方丁氏と、漫画家の江川達也氏によるトークセッションが行われた。

OSにWindows 8、CPUにIntel Core i5を搭載した「Surface Pro」の発売予定については明らかにされなかった。