ステージで情熱的なプレゼンを披露したジョニー・シー会長

【台北発】6月4日から8日まで、台湾・台北で開催しているPCとPCパーツの展示会「COMPUTEX Taipei 2013」。ASUSTeK Computer(ASUS)は、開幕前日の6月3日にプレスカンファレンスを開催した。ジョニー・シー会長自らが、非常に力のあるプレゼンテーションを行った。

「COMPUTEX」の展示ブースでは、OSを二つ搭載したノートPCや高精細液晶を搭載するタブレットなど、話題性のあるモデルが並び、多くのプレス関係者が詰めかけた。

●二つのOS、二つのCPUを搭載した「Transformer Book Trio」

最も注目を集めていたのが、Android搭載タブレットとノートPCのハイブリッドモデル「Transformer Book Trio」だ。ノートPCからキーボードを取り外して使うことができ、ディスプレイ部だけのときはタブレット端末として、キーボードを装着したときはノートOCとして使用できる。

ディスプレイは、1920×1080ドットの11.6型ワイド液晶。CPUはAtom Z2580で、Android OSを搭載する。バッテリも内蔵する。

キーボード部には、インテルの新世代CPUの:Haswell(コードネーム)とWindows 8を搭載。ディスプレイ部にキーボード部を装着すると、Windows 8搭載ノートPCに切り替わる。

OSの切替えは、ディスプレイの脱着のほか、OSの切替えボタンで行う。Windows 8搭載PCとしての基本機能はすべてキーボード部に収納し、ディスプレイを取り外したときに他のディスプレイを接続して利用することもできる。

●高精細表示に対応する10.1型タブレット「Transformer Pad」シリーズ

ディスプレイと脱着式キーボードを備えるタブレットといえば、人気の「Transformer Pad」シリーズだ。今回、「Transformer Pad」シリーズの新モデルとして「Transformer Pad Infinity」を発表した。

CPUに米NVIDIA社のTegra 4を採用。液晶解像度は2560×1600ドットになり、さらに4Kでの映像出力(HDMI)に対応する。

さらに、音声通話機能付タブレット「Fonepad」の第二弾として「Fonepad Note FHD6」を発表。CPUにインテルの「Atom Z2560」を採用した6インチのタブレット端末で、1920×1080ドットのフルHDに対応するIPS液晶を採用する。

このほか、離れた場所からでもタッチ操作と同じ使い方ができるマウス「ASUS VivoMouse」を展示。上部のタッチ部が回転し、Windows 8のマルチタッチ同様の操作ができる。

また、アルミデザインを採用したデスクトップPC「ASUS VivoPC」も並んでいた。CPUやストレージは自分で取りつけるベアボーン端末だ。