メリット:パートナーと喧嘩や衝突が少ない

「うちは夫の仕事の事情で別居婚ですが、毎日のご飯作りや買い物などで喧嘩がなくて、落ち着いて暮らせていると思います。

私もフルタイムの勤務で忙しく、ひとりなので家事が少ないから家に帰った後も楽ですね。

同居だと家のことの分担で衝突しそうだし、言い争うことがないのはいいなと思います。

夫は家事能力がないのが心配で毎日電話していますが、仕事以外でも話題が多くて盛り上がるし、週末に会うのがいつも楽しみです」(女性/32歳/総務)

違う人間同士が一緒に生活するなら、喧嘩や衝突は避けられません。

別居婚でそれぞれがひとり暮らしの場合、家事の負担は自分の分だけなのがメリット。

電話で話すときも、お互いの暮らしについて話すことが多いので飽きないですね。

一緒に暮らしていないからこそ、会うのが楽しみになるのが別居婚です。

メリット:仕事に集中できる

「僕は研究のような仕事をしていて、家で勉強したり仕事を持ち帰ったり、忙しい毎日です。

妻とは県をまたいでの別居婚ですが、そんな僕の状態を理解してくれて『応援するから』と言ってくれるのがありがたいですね。

何より仕事に集中できるし休日に会うときもスケジュールをしっかり考えられるし、これでいいと思っています。

別々に過ごすのが寂しいときもあるけど、スカイプで話しながらふたりでお酒を飲むのも楽しくて、工夫しだいですね」(男性/36歳/研究職)

上記のケースでは、特殊な仕事なのであえて別居婚を選び集中する時間を確保しています。

同居だとどうしてもパートナーの気配が近くなり家の用事も出てくるので、生活を分けて会いたいときに会う形も、夫婦の愛情を失わないやり方といえます。

仕事を中心とした暮らし方でも、パートナーの理解があればお互いに努力して夫婦を続けられるのですね。