他チームのスラッガーでは、山本浩二がカープ初優勝の1975年に『ふたり』でデビュー。

そしてミスター・タイガースこと、掛布雅之は『掛布と31匹の虫』という、ワケわからんタイトルを引っさげ、1978年鮮烈のデビュー。
なんとこれ、はらたいらのプロデュース。
さらに、なんとこれ、長戸大幸の作曲。つまりB系の先輩ともいえるのね、カケフって。
この曲、いまは『一球入魂』というオムニバスに入ってます。

   

 

   

 

一球入魂


 
一方、掛布のライバル、岡田彰布は『逢えば涙になるけれど』って持ち歌がありました。
そして岡田のこの曲、なぜかいまや『徳間ジャパン秘宝盤(1)演歌&歌謡曲編』というオムニバスに入れられちまってます。秘宝なのね、岡田の曲って。

   

 

   

   

 『徳間ジャパン 秘宝盤1 演歌&歌謡曲編
 


ほかにもタイガースの選手は、調べたら歌ってるわ、よー、歌ってるわぁ。

トーマス・オマリー『トーマス・オマリー・ダイナマイトイングリッシュ
~オマリーの六甲おろし~』

トーマス・オマリー『オマリーの六甲おろし』……これはいいよ、これは。
ヒーローインタビューのお立ち台で歌ってたの覚えてるもんね。

小林繁『亜紀子』
真弓明信『男の夢』
竹之内雅史『夜の曽根崎』『ブランデーグラス』
若菜嘉晴『泣かせはしない』『おまえとおれ』
工藤一彦『ごめんよ』『和歌山ブルース』
中田良弘『ブルームーン』『Howmany いい顔』
亀山つとむとラッキーキャッツ『GO-GO!トラッキー』
……そうですかぁ、トラッキーね。っつーか、ラッキーキャッツってなんだよ。

そして、男、川藤幸三は『浪花夢情話(新編 桂春団治)』。
やっぱ、春団治がモチーフになるよね。
しかも、長山洋子とのデュエットだ。やるじゃん、さすが男・川藤はんでんな。


あと、他チームじゃ、こんなカンジ。

松岡弘『三日一緒に暮らせたら』
古田敦也『Xeno』
池山隆寛『東京恋物語』
彦野利勝『愛する君のために生まれかわりたい』
木田勇『青春アイ・トライ・マイ・ベスト』
星野仙一『街の灯が揺れる』
高津臣吾『大都会』
大沢啓二『がんこ親爺の目に涙』
藤井康雄『洋子99』
広瀬哲郎『ジェラシー☆ゲーム』
新庄剛志『第Ⅱ章 ~True Love~』
定岡正二『ガラスの微笑み』
福間納『幸せかい』


そしてオレ流落合も出してました。

落合博満『サムライ街道』

若いね、落合ったら。

ちなみにオレ流・落合は、『オレ流クラッシック』っつーのも出してます。
なんでも落合は、マーチとクラシックが好きらしく、“オレ流”に選曲したアルバムがこれなのよ。

 

   
 






オレ流クラシック



さらには、助っ人たちも出してました。野球以外にも、こまめに出稼ぎ仕事をしてたのね。

 

アニマル・レスリー『チャンピオン・アニマル』
ウォーレン・クロマティ『トライ・オン』

そして、リー兄弟の『ベースボール・ブギ』ってのもあるんだよね。
これロッテガムのCMに、リー兄弟が起用されたときの曲だね、きっと。

そして、出たよ真打がクレージー・レジーと言われたこの人!
レジー・スミス『オン・ザ・レディオ』
友人の松山千春のカバーだね。松山千春のレーベルから出てます。

レジー・スミス『オン・ザ・レディオ』
もちろん大御所も出してるね。

王貞治 『白いボール』
このレコ評、 簡単に言いましょう。
あの吉永小百合の『鹿のフン」や、あの明石家さんまの『大都会』と同列に語られる名曲でございます。

もちろん、ミスターも出してます。

REV,ZARD&WANDS feat.長嶋茂雄 『果てしない夢を』

スターがあのZARD、WANDS、ZYYG、REVと競演したのがこれ。
このメンツだから当時バカウレしてたはずです。サビのパート、ミスター、ソロボーカルやっちゃってってます。

最後にノムさんも。

野村克也 『女房よ』

 ノムさんもね、歌ってんですよ、やっぱり。しかもサッチーのことを歌ってのね、きっと。

おおさわ・なおき 編集者歴20年強。趣味は、読書と落語とお笑いとスポーツ観戦(特にプロ野球と大リーグ、メジャーリーグなんていいません、大リーグです)を深く愛する。おまけにねこも深く愛しております。