イクメンにならない夫にやってはいけなないことや言ってはいけないこと

――イクメンではないパパへのNG行為・言動などはありますか?

福田さん「ママがパパに対し「どうせやってくれない」「どうせ分かってくれない」と思ってしまうと、パパは無意識にそれを感じ取る事があるようです。

そうするとママは自分が頑張るしかなく心身ともに大変になってしまいますし、パパもますます育児から遠のいてしまいます。

期待しても裏切られるだけ...という諦めの気持ちと、本当はわかってほしいという気持ちが一緒になり「苛立ち」ばかりをぶつけてしまうとママもパパもとても辛い状態になります。

対等に子育てがしたい・子育てのプレッシャーをわかってほしい・一緒に担ってほしい・でもしっかりした母親でいなきゃというジレンマと、理解してくれない苛立ちから「どうせ...」という気持ちを持ち、逆にパパの事を対等に見れないというママも多いです。

対等に子育てをしたいと望んでいるママは自分自身、対等にパパの事をみることができているか確認してみることが大切です」

自分の気持ちを分かってほしい、と考えているママはそもそもパパを理解していないことがある、と話す福田さん。まずは、パパのことを対等に見る事、「どうせ」という気持ちを一旦捨てることが大切のようです。

まとめ

「イクメン」とは、単純に育児を手伝うパパのことではないとのこと。

ママを理解し、育児のプレッシャーや責任を分かち合ってくれるようなパパをイクメンとして考えてほしい、と福田さんは話してくれました。そうして、大変さを分かち合うことで自然と育児に協力的になり、現代に多い「偽イクメン」になってしまうこともありません。

もちろん、そのためにはママ自身もパパを理解したり、自分と向き合ったりすることが大切です。ぜひ、パパの育児に対する姿勢で悩んだ際には参考にしてみてはいかがでしょうか。

【取材協力】 ~栃木こころと休憩所~re:Color's りからーず
代表 福田由佳