アイドリング!!!にとって初めてのライブ会場となるTOKYO DOME CITY HALLは、ナンバリングライブでは'08年のSHIBUYA-AX(及び、その大阪公演のBIGCAT)での2nd以来となるオールスタンディングのアリーナ席。

収容人数こそ3000人と、これまでの会場より大きめだが、3階席まで高く、奥行きが狭く作られたホール。さらにメインステージ前方にはサブステージも置かれ、ナンバリングライブとしては客席とパフォーマーの距離がかなり近い。
そのせいか、アリーナ席…特にメインステージ前やサブステージ周辺に陣取っ
たファンの表情はどこかソワソワ感たっぷり!?

ライブの醍醐味は1曲目。客電が落ちた瞬間にどの曲が来るのか、どんな演出で始まるのか。期待感に満ちあふれたこの瞬間こそ、至福のときに違いない。

そんなファンたちの前に現れたのは、サブステージに掛かった黒幕が降りるのと交互して、セリから上がってきた20人! 流れてきたイントロは、自分にとって、そしておそらく多くのファンにとっても予想外の「Snow celebration」。そう来たかー!

オープニングというよりは、むしろ終盤にふさわしい(実際、'09年の4thライブのラストナンバーだった)ミディアムナンバー。この選曲は意外だった。一方、これまでになかったようなセットリストが組めるようになったのも、5年以上の活動を経てアイドリング!!!のレパートリーが充実したからこそ──そんな風に思うと、感慨深くなるオープニングだ。