反抗期をスタートさせるのは子どもではなく親!?

なぜ反抗期の子どもは「うるさい」「ほっといて」など、親の気持ちを逆なでするような言葉を使うのでしょうか。それを暴言ととらえると、親の方が子どもと同じ土俵に上がってしまい、暴言合戦という最悪の結果になってしまうことも。

ですが、もしかしたら、子どもの「暴言」を引き出しているのは親だとしたら?

「早く勉強しなさい」「宿題は終わったの?」と頭ごなしに言っていませんか? 

今までだったら有効だったそういった言葉が、ことごとく親子バトルのゴングを鳴らすことになるのが、反抗期。

子どもとしては、親の一方的に決めつけた言葉に反応しているだけなのです。

それにさらに親が激しく応戦すれば、泥沼バトルと化すのは目に見えています。

親子バトルを回避するには、親の方から子どもへの声がけを変えていく必要があります。

「宿題しなさい!」ではなく「今日は何時から宿題しようと思ってる?」といったふうに、主導権はあくまでも子どもにあるんだよという含みを持たせてみてください。子どもも、いきなり「うるせえ!」とは言いにくいはずです。

まずは話を聞くことが大事

思春期に良好な親子関係を築くには、思春期以前からの親子関係が大いに関係してきます。

宿題をやらない子どもに逆上する気持ちを抑えて「どうしてやらないの?」と聞いてみます。すると、ただ怒るだけではわからなかった子どもの気持ちや事情が見えてくるのです。

このときにベースとなるのが、思春期以前からの親子関係です。「親は自分の話を聞いてくれる」という子どもからの信頼を得るのは、一朝一夕では無理なのです。

それでも、どんなに感情的になって、自分の思いだけをぶちまけたいと思ってしまうようなときも「あなたの話を聞くよ」という姿勢を崩さないこと。できたら、言葉できちんと伝えましょう。

「親子だからわかってもらえる」というのはある意味、幻想です。本書でも繰り返し「親子は血のつながった他人」という言葉が出てきます。

子どもの言動をふんわり受け止めるマインドセットとは?

子どもがどんなにイライラしていても、くってかかってきても、親が同じ土俵に乗らなければ、ケンカになることはありません。

「反抗期は自己主張期」「子どもは血のつながった他人」というマインドセットができていれば、バトル勃発を回避することができます。

これができていれば「この子なりの理由がって、この言動なのだな」と考えられる余裕が生まれてきます。

まず子どもの言い分を聞いた上で、親として言うべきことはしっかりと伝えましょう。このときには冷静さを保ち、淡々と伝えることがポイントです。

子どもの成長の道のなかで大きなハードルのように思えてしまう「反抗期」も、とらえ方次第で、子どもの成長を喜べるようになるといいですね。