2:子どもの教育方針のズレ

子どもの教育方針に関することは、夫婦でしっかり話し合い、すり合わせておきたいもの。でも、日々の生活に忙殺されてなかなか夫婦でしっかりと向き合う時間をとれないままでいると、子どもへの接し方や教育の方針にズレが出てきて喧嘩の原因になってしまうようです。

「スマホやタブレットをどんなタイミングで与えたらいいのかなあと悩んでいるうちに、夫が勝手にタブレットでアプリゲームをやらせてしまっていました。まずはペアレンタルコントロールをして、とか、子どもと約束事を決めて、とかいろいろ考えていたのに何もせずに渡してしまった夫に怒り心頭です」

「子どもの可能性を伸ばしたいからあれこれ習い事の体験に連れて行ってみたり、いろいろな場所に連れて行ってみたりとがんばって計画しているのに、『子どもは自由が一番』と何もしない夫。せめて公園に連れて行くくらいはしてほしいと喧嘩したことがあります」

子どもにどんな人間に育ってほしいか? そのために日頃からどう接していくのか? 習いごとは? 進学先は? スマホを持たせるタイミングは? などなど、子どものことで夫婦で話し合うべきことはいろいろあります。

ワンオペの家庭だと、子どもの教育に関することもママひとりで背負い込みがち。

パパが日頃仕事が忙しくてなかなか子どもに関われないとしても、子どもの教育に関することはできるだけ共有して、方針をすり合わせる努力をしたほうが、のちのち大きな喧嘩にならないかもしれません。

3:価値観の違い

子どもがいてもいなくても、価値観の違いから夫婦喧嘩に発展することは多いでしょう。

小さい頃からの環境や人間関係によって形成されていった、その人の根幹にあるものを変えることはなかなか難しいものです。

「お気に入りの近所のおしゃれなカフェレストランに夫を連れて行ったら、ランチ1200円にやれ高いだの量が少ないだのと文句ばっかり。自分が大好きなラーメンには1杯1000円とか喜んで払うくせに、自分に合わないからってこちらの好きなものを否定してくる感じにイラッとして喧嘩になりました」

「私はアウトドア派で休日も家族で出かけたいタイプですが、夫はインドア派。休日の家族のおでかけの割合で喧嘩になったことがあります」

家事・育児のやり方や、子どもの教育方針なども、言ってみれば価値観に基づくものですよね。まったく同じにすることはできなくても、お互いの言い分を伝え合い、歩み寄る努力は必要でしょう。