デルは、9月26日、新しいライフスタイルを実現するPCとして提唱する「コードレスパソコン」の最上位シリーズとして、14インチワイド液晶ノートPC「Inspiron 14 7000シリーズ」の4モデルを発表した。9月27日に発売する。

デルのいう「コードレスパソコン」とは、一日中コードレスで使える、コンパクトで持ち運びやすい、使いたいときすぐに起動する、すっきり収納できる、サポートが充実している、という五つの条件を満たしたPCのこと。

「Inspiron 14 7000」は、これらの定義を満たしつつ、操作の快適さを追求した高性能ノートPCだ。削り出しのアルミニウム製ボディで、薄型ながらバッテリ駆動は約9時間を実現。CPUにインテルの第四世代プロセッサを採用し、処理能力、グラフィック性能、省電力性能などで高いパフォーマンスを発揮する。スリープ状態から3秒以内で起動する。落下、水漏れ、過電流、盗難に対応する1年間の偶発損害保証がつく。

発表会には、塚本陽子コンシューマーマーケティングコミュニケーションマネージャーと、光文社が発行する主婦向け雑誌『Mart』の西口徹副編集長が、「コードレスパソコン」がターゲットにしている30~40代の主婦のライフスタイルについて対談した。塚本マネージャーは「家事や育児で忙しい主婦は、なかなか自分の自由な時間をつくることができない。一方で、家族との豊かな時間を大切にしたいと思っている」と子育て世代の主婦の本音を分析。西口副編集長は、「ワイヤレスパソコンは、そんな主婦の要望を満たすライフスタイルを提案できるのではないか」と期待を寄せた。

対談後には、コードレスパソコンを使っている『Mart』の読者モデルが登場。「キッチンでPCを利用してレシピを表示したり、外のテラスでブログを作成したり、一人で過ごす時間を充実させてくれている。リビングで子どもと使うことも多く、家族とのコミュニケーションが以前より増えた」と一人が語ると、他の二人も「生活がより充実したものに変化した」と同調した。

「Inspiron 14 7000」は、「ベーシック」「プレミアム」「プレミアムフルHD」「プラチナ」の4モデルをラインアップ。液晶上部には100万画素のウェブカメラを内蔵する。サイズは、幅345.0×高さ15.3×奥行き240.0mm。重さは「ベーシック」「プレミアム」が約1.8kg、「プレミアムフルHD」「プラチナ」が約2.0kg。

「ベーシック」は、CPUにIntel Core i3-4010Uを採用し、500GBのHDDを搭載したタッチ非対応ディスプレイ(解像度1366×768)モデル。価格は6万9980円。

「プレミアム」は、CPUにIntel Core i5-4200Uプロセッサを採用し、500GBのHDDと32GBのmSATA SSDを搭載したタッチ対応ディスプレイ(解像度1366×768)モデル。価格は9万9980円。

「プレミアムフルHD」は、プレミアムモデルから32GBのmSATA SSDを除いたフルHDのタッチ対応ディスプレイ(解像度1920×1080)モデル。価格は10万4980円。

「プラチナ」は、CPUにIntel Core i7-4500Uプロセッサを採用し、500GBのHDDと32GBのmSATA SSD、HDディスプレイを搭載したタッチ対応ディスプレイ(解像度1366×768)モデル。価格は11万4980円。