【花火】関東初、世界一の四尺玉に挑戦!10/12開催「こうのす花火大会」の舞台裏

2013.10.4 17:30

世界一の大玉花火として知られる四尺玉。視界いっぱいに広がる超ド級のこの花火が、10月12日(土)に埼玉県鴻巣市で開催される第12回こうのす花火大会でお目見えする!四尺玉初挑戦に至るまでの道のりについて実行委員長の細川英俊氏に話を聞いた。

こうのす花火大会 「鳳凰乱舞」正三尺玉

世界一の大玉花火として知られる四尺玉。視界いっぱいに広がる超ド級のこの花火が、10月12日(土)に埼玉県鴻巣市で開催される第12回こうのす花火大会でお目見えする! 関東圏で四尺玉が打ち上げられるのは、今回が初となる。

 

細川英俊氏

三尺玉でも十分にインパクト大だが、四尺玉は、花火師の高いスキルはもとより、周りの環境、予算など、いくつもの難関を突破しないと実現できない花火界の王様で、そう簡単に上げられるものではない。

しかも、こうのす花火大会は、行政主導ではなく、鴻巣市商工会青年部の有志による民間のイベントだから、四尺玉打ち上げを決行するなんて、もはや“事件”なのだ。こうのす花火大会実行委員長の細川英俊氏に、四尺玉初挑戦に至るまでのイバラの道のりについて話を聞いた。

四尺玉の花火大会といえば、NHK連続テレビ小説『こころ』や映画『おにいちゃんのハナビ』でフィーチャーされた新潟県の小千谷市の片貝まつりが有名だ。

 

四尺玉打ち上げテストの様子
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でも実は、世界でもここでしか成功していない。それもそのはず、四尺玉は打ち上げの高さ地上800m、直径800m、玉の大きさ直径約120cm(四尺)、玉の重さ約450kg、打ち上げ筒高さ6m、重さ10tと、どれをとってもケタ外れの規模だからだ。

先日、四尺玉の試験的な打ち上げに成功したが、細川氏によると「今までにない音だった!」と言うくらい、衝撃もすごい。だからこそ、プロジェクトを始動してみると、行く手には、次から次へと高いハードルが立ちふさがった。

まずは、法の壁だ。「埼玉県の県条例では、四尺玉の基準はなく、国内では、新潟市、長岡市、小千谷市と、新潟県などしか基準はなかった。その後、消防署や県に掛け合い、ようやく昨年の11月の終わりに四尺の基準が制定されました」。

打ち上げにあたり、安全を確保するための保安距離も広げなければいけなかった。幸い、会場は川幅日本一の荒川の河川敷だが、ここでは別の問題が発生。

「これまでは半径600mでしたが、四尺になると+100m、直径1.5kmが必要です。今までは鴻巣市内に収まっていたけど、今回は川を渡り、隣町までに及ぶ。どうしてもおらが町の花火大会じゃないから、隣町の方々からは『うるさい。迷惑だ。車もゴミもすごい』と言われ、最初は門前払いで、塩をぶちまけられたような感じでした。でも、月に何回も通う内に、『お前らがそれだけ頑張っているんだから、しかたないな』とだんだん軟化していき、その内にいろんな関係者を紹介してくださるまでになりました」。

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