小学校高学年から中学生の子供を持つ親にとって悩みの種となるのが、反抗期。

思春期が近づくにつれ、親に対して反抗的な言葉や態度が増えるようになると、どう対応するべきなのか困惑することも多いでしょう。

そこで今回は、先輩ママの体験談を元に、反抗期の子を持つ親の気持ちを少し楽にする考え方をご紹介します。

ピークは中学生。子どもの反抗期の特徴

反抗期が始まるのは10歳ごろ

個人差はありますが、子どもの反抗期が始まるのは10歳ごろ。

 
中学生になるとピークを迎えるといわれています。最近では反抗期がない子も増えているそうですが、必ずしもそれがよいというわけではありません。

反抗期に見られる言動

「自分から親に話しかけることが少なくなる」「注意しても無視したり、うるさい、などと言い返す」「露骨に父親を避ける」「親の言葉の揚げ足をとる」など、反抗期になると親との関わりを拒絶するような言動が目立つようになります。


また、リビングなど家族で過ごす空間を避け、自分の部屋に閉じこもることも増えてきます。

反抗期が起こる理由

子どもは成長とともに自立し、「親とは違う一人の人間として扱ってほしい」という気持ちが芽生えます。しかし心のどこかではまだ親に依存していたいという思いもあり、その葛藤が親への反抗となって現れると言われています。

 
また、学校での人間関係が複雑になったり、勉強が難しくなったりというストレスを家庭で爆発させてしまうことも。
 

親のNG対応と気持ちを楽にする乗り越え方

「反抗期は自立の証拠」と捉える

反抗期は子どもが精神的に自立していく、一つの過程。数年経てば落ち着いてくるケースがほとんどです。

「今まで素直だった子が変わってしまった」と悲観せず、大きく構えることも大切ではないでしょうか。「反抗期だから」と身構えず、なるべく普段通りに接するように心がけていた、というママもいます。

子どもは他人であることを忘れない

 
先輩ママに聞いたところ、中学生だった息子さんに「俺には俺の人生があるんだから、口出ししないで」と言われたことがあるそう。
 
その時はとてもショックを受けたけれど、それをきっかけに子どものことを一歩引いた目で見るようにしたところ、親子関係も徐々に改善していったといいます。
 
親は「子供に幸せになってほしい」「苦労してほしくない」と考えるあまり、つい口うるさく言ってしまうことも多いもの。
 
しかし、子どもには子どもの生き方や考え方があることを忘れないようにしたいものです。