森田剛が暗黒のヒーローに!『いのうえシェイクスピア〔鉈切り丸〕』

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秋から冬にかけては、大型の時代劇とミュージカルが続々と控える。現在大阪公演が上演中で、11月には東京公演が予定されている『いのうえシェイクスピア〔鉈切り丸〕』は、劇団☆新感線などド派手な演出が人気の演出家・いのうえひでのりが、シェイクスピアの『リチャード三世』を日本の鎌倉時代に翻案したもの。

主演の森田剛(V6)が演じるのは、なんと顔にアザ、背中にコブを持つ醜いリチャード…ならぬ、源範頼。そんな男がズバ抜けた頭脳と巧みな策略で政敵を殺し、偶然出会った巴御前(成海璃子)に惹かれつつも、冷酷にのし上がっていくさまはゾクゾクするような面白さだ。

ちなみに、いのうえと森田の相性は、5年前の『いのうえ歌舞伎☆號〔IZO〕』で実証済み。夜の闇に輝く月のような暗黒のヒーローを、森田がどう演じるのか。見逃す手はないだろう。

『いのうえシェイクスピア〔鉈切り丸〕』チケット購入はこちら [http://j.mp/1aGngGU]
11/11(月)~11/22(金)/東急シアターオーブ
 

中村勘九郎と松坂桃李のダブル主演!『真田十勇士』

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時代劇はもう一つ、来年1月に『真田十勇士』が上演される。こちらは中村勘九郎と松坂桃李がダブル主演を努める舞台で、勘九郎が抜け忍びの猿飛佐助を、松坂が佐助と幼馴染みのクールな霧隠才蔵を演じる。

これまで何度も映画化や舞台化されてきた本作だが、脚本がマキノノゾミ(劇作家、朝の連続テレビ小説『まんてん』の脚本なども)、演出が堤幸彦(ドラマ『SPEC』など、近年は舞台演出も担当)ときたら、一筋縄でいくわけもなく。

真面目で誠実なイメージだが、歌舞伎俳優としてここ数年グッと男の色気を増した勘九郎を、スタッフ陣がどう料理するのか見ものだ。

一方の松坂も映像作品で着々と演技力を磨きながら、今年は蜷川幸雄演出の『ヘンリー四世』に挑戦するなど、今最も旬のきらめきを放つ俳優。快進撃を続けるふたりが、この競演でどんな成長を遂げるのか注目だ。

『真田十勇士』チケット購入はこちら [http://j.mp/19W0Zsg]
2014/1/7(火)~2/2(日)/青山劇場
2014/2/7(金)~2/19(水)/梅田芸術劇場 メインホール