4:普段から家庭内で話しやすい雰囲気をつくる

叱られるのが怖くなればなるほど、「これは黙っておこう」「バレなければいいや」という気持ちになってしまうもの。そのため、普段から頭ごなしに叱るのではなく、子どもの話をちゃんと聞いてあげるように気をつけているというママの声もありました。

家庭内で話しやすい雰囲気があれば、大事な場面でも親に相談しやすくなるのではないでしょうか。

また、誰でも失敗したり、ミスをしたりすることはあるということを分かってもらえるよう、親も「今日こんな失敗をしてしまった」「不注意でこれを壊してしまった」などと正直に話してみるのもおすすめです。

5:子どもの前で大人が絶対にウソをつかない

子どもに「ウソをつかない」と教えるのであれば、親もそのルールを守らなくてはいけないと思います。筆者も、子どもの前ではウソをついたり、「家と外で言っていることが違う」のような矛盾はないように気をつけています。

子どもが幼い頃は、言うことを聞かせるために、つい「今日はお金持ってないから買えないよ」「言うことを聞かないと鬼さんがくるよ」などというウソをついてしまうことがありましたが、そんなことは言わなければよかったと反省しています。

大人になれば「嘘も方便」という場面はありますが、子どもにそれは通用しません。小さなことでも、子どもの前ではウソをつかないことを気を付けていきたいです。

子どもが何度もウソをつくと親としてショックを受けることもあるかと思います。しかし、ウソをついた背景にも目を向けていくことで、問題解決につながることもあるでしょう。

ライター。音楽系の出版社で6年間勤務した後、かねてからの目標であったアメリカでの短期留学を果たし、現地でフリーペーパー制作のボランティアを行う。帰国後は、実用書を扱う出版社にて女性エッセイや心理本などの編集を担当。その後、ライターとしての活動を始める。北欧のヴィンテージ食器が好き。