恋愛経験がない男性との交際

どんなお付き合いだったのか聞いてみると、普段は彼からも連絡があり毎日LINEや電話で話をして週末はデートの約束をする、Aさんの部屋でのおうちデートもあって手料理を楽しみそのままベッドで愛し合うような順調さを感じました。

「彼の機嫌がいいというか、私との間に何もないときは幸せなのですよね。

ベッドでも経験が少ないから最初はたどたどしいしもどかしかったですが、そんな姿も純情に見えて決して嫌ではありませんでした。

でも、ちょっとしたことですれ違って仲がギクシャクすると、途端に彼の状態が変わるのが大変で」

最初の違和感は、LINEのメッセージでAさんが送った内容を彼がスルーしてまったく別の話題を返してきたときで、「恋愛について私の思いを書いていたのですが、彼にはあまり触れられたくないことかなと思い、そのときは指摘せずに会話を続けました」と受け入れたそうです。

次に首をかしげたのは、Aさんの部屋に泊まるときに自分が飲む分のお酒を持ち込む彼に対し「飲み過ぎるとあなたはすぐ寝てしまうし、後が大変だから量は控えてほしい」とLINEで送ったときで、「わかった」とすぐに返信があったものの続けて「そんなことまで気を使わないといけないのか」と不満げな雰囲気の言葉があったときでした。

「別にお酒を飲むのを責めるような言い方はしていなくて、先週飲みすぎた彼がテーブルで寝てしまい介抱が大変だったから、そういうのはやめてほしいなと思っただけでした」

Aさんの感覚では普通に「お願いをした」ことが、彼にとっては文句を言われたような扱いになる場面は、ほかにもあったといいます。

「さっきの、LINEで私が送った内容を無視するのも何度かあって、さすがに寂しいし気分が悪いから『答えたくないときはせめて一言そう返してほしい』とお願いしたのですが、『返事をするかどうかは受け手が決めると学んできた』って、びっくりするような返信がありました。

硬い書き方もすごく違和感があるけど、何ていうか自分の状態に何か言われることへの拒否感が強いなと思って、このときは私もどう返事をすればいいかわからず、そのままスルーしましたね」

これまで女性とまともにお付き合いをした経験がない、「女性のことがよくわからない」と言っていた彼を思い出すと、些細なことでも自分への攻撃のように感じてしまうのだろうなとAさんは考えたそうです。