『御茶ノ水 小川軒』「ビーフカレー」

高級食材の風味がレトルトでも十分味わえる

東京・御茶ノ水にある老舗のカレーレストラン『御茶ノ水 小川軒』(以下『小川軒』)。

化学調味料不使用にして、高級食材などを使った伝統的な「日本のカレー」で、サラリとしたルーは濃厚で風味豊かなのが特徴です。野菜やお肉の具材がたっぷり入っており、シンプルでクラシカルな味わいが楽しめます。

『小川軒』「ビーフカレー」

この『小川軒』でもレトルトを販売していますが、そのパッケージデザインがまずカッコ良いです。ストイックな『小川軒』の姿勢を表すかのように「白」を基調としたもので、印刷には箔押しも使っています。

パッケージからして贅沢ですが、果たしてその味はどうでしょうか。

レトルト界屈指の美味しさです!

『小川軒』のカレーの美味しさが、そのままレトルトでも再現されており、他ブランドに比べても頭ひとつ抜きん出た味わい。

レトルトと知らせずに人に出せば、「この人はカレーの達人なのではないか」と思われること必至のクオリティで、かなり美味しいカレーです。

味、スパイス感、コク、粘度とも『小川軒』のカレーそのままであり、これもまた贈答などに持ってこいの絶品カレーのように思いました。とにかく美味しいです。

『ゴーゴーカレー』「ゴーゴーカレー」

金沢カレーインスパイアのジャンク感がヤミツキに!

金沢カレーの元祖は前述の『チャンカレ』ですが、「金沢カレー」というジャンルを全国に広めたことで知られるのが『ゴーゴーカレー』(以下『ゴーゴー』)。

『チャンカレ』ファンの間では「認めない!」という意見もある一方、金沢カレーのスタイルをよりジャンクにしファンを広めた功績は認めざるを得ないでしょう。

さて、この『ゴーゴー』も金沢カレースタイルを踏襲し、カレーと合わせてキャベツ、とんかつを一緒にいただくのがスタンダードな食べ方です。

『ゴーゴーカレー』「ゴーゴーカレー」

レトルトももちろん発売していますが、155gの1人前が2袋入った贅沢版。この点もデカ盛り、ジャンク飯好きにはたまらないパッケージになっていると言って良いでしょう。

ガッツリ食べたいときにピッタリの一品

『ゴーゴー』の強いパンチは、レトルトでももちろん踏襲されており、とんかつと合わせて口にすることでさらに濃厚な味わいになります。また、カレールーのコクの密度が濃いというか、とにかくガツンとくる味わいなので、キャベツが良い意味での箸休めにもなります。

言うに及ばず、金沢カレーの元祖『チャンカレ』とは似て非なる味わいですが、筆者的にはこれはこれで十分アリ。「今日はガッツリ食べたいんだよな」というときには、むしろ『チャンカレ』よりも『ゴーゴー』のほうが向いているようにも思いました。