男性の方がナイーブ

さまざまな性格の男性がいますから一概には言えませんが、この案件においては、意外と男性の方が冷静でいられないケースが多いのではないでしょうか。

少なくとも「思い出のモノは捨ててしまう」というタイプは、モノと情との切り離しに失敗しているわけです。元カノを思い出させる品物を身近に置いておくこと自体が、耐えられないかもしれません。

男心の方がナイーブです。そして、男性の嫉妬は女性以上に深刻です。

彼女が「自分以外の男性からの贈り物だろうな」と分かるモノを持っていると、理解に苦しむことになってしまうでしょう。

女性が「心配ないよ。その男性はモノだけを残して、完全に過去の人になったんだよ」というストーリーを説明しても、彼が分かってもらえるかどうか……。

新しい恋人ができたら、女性側の気遣いが必要になってくることでしょう。「だって私は平気だから」で思考停止せずに、彼のプライドを守るために何ができるかを基準に、行動を選ぶことが大事です。

別れる際は、手作りプレゼントの整理を

ところで、全体的には「元の恋人との思い出の品物は捨てる」とした男性が多かったのですが、その中にあって「手作りのプレゼントは捨てられない」という声だけは、数が女性の約2倍ほど多かったです。

女性から渡す手作りプレゼントと言えば、手編みのマフラーや手袋などが定番でしょうか。心をこめて作ったものを簡単に処分することはできないと思ってくれるのですから、性根の優しい人なのでしょう。

でも……ちょっと気持ち悪いかも?(すみません)

いつまでも使われたら嫌だなと思ったら、別れ際に「処分してほしい」「返してほしい」と女性の方からはっきり告げた方がよさそうです。

まとめ

「自分に似合うことが大事!」と判断できるクールさや、ちゃっかり利用してしまうたくましさは、女性の方に多く感じます。

こういう時は、痛みへの適応力がある側が思いやりを発揮すると、いろんなことがうまく回っていきます。

ちょっともったいないと思うかもしれませんが、次の恋に進む前に、古い"念"がこもっていそうな品物を整理してみるのもいいのではないでしょうか。

かつての恋人にもこれからの恋人にも、その方が誤解がないですし、相手を傷つけずにすみます。

それに、自分から元恋人のニオイを消臭してみると、サッパリした気分で他人に戻れるかもしれませんよ。

女性の生きにくさをちょっぴり軽くするコラムニスト。医療従事者向けの情報サイトでメディカルコミュニケーターを勤めたのち、『OKGuide』にて読者のあらゆる疑問・お悩みを解消に導くガイド記事を提供している。今や絶滅寸前の女子短大卒。