4月9日の「Windows 8.1 Update」の内容

日本マイクロソフトは、4月8日、Windowsの最新の状況に関する記者説明会を開き、Windows 8.1 のアップデートを4月9日に提供することを発表した。

Windows 8.1 のアップデートは、米マイクロソフトが4月2日の開発者向けコンファレンス「Build 2014」で発表したもの。スタート画面でのマウス操作の親和性強化や、Internet Explorerの互換性向上などの点を改善している。

説明会では、コンシューマー&パートナーグループ担当の香山春明常務が、「4月9日にWindows XPのサポートが終了するが、法人・個人ともにXPのシェアを10%以下にする目標は達成されそうだ」とOSの切替えが順調に進んでいることを強調。「近年、WindowsのOSをアップデートするサイクルは短くなっているのは、ユーザーの要望を受け止めていち早く改善するため。今後も改善を継続することで、Windowsのイノベーションを推進する」と語った。

今回のアップデートで、一般ユーザーにとって重要になる変更点は、スタート画面のインターフェースにマウスとの親和性を高める機能を追加したこと。アカウント画像の隣に電源と検索のアイコンを配置し、使い勝手を向上した。

アプリはこれまでフルスクリーン表示だったが、デスクトップ画面と同様にタスクバーが活用できるようになった。マウスを画面下にオーバーロールすると、タスクバーが出現する仕様だ。また、Windows ストアアプリは、デスクトップアプリやお気に入りのウェブサイトと同じように、タスクバーにピン留めできるようになる。

アプリ画面の右上には、デスクトップではおなじみの「閉じる」「最小化」ボタンを配置。左右に異なるアプリを並べる分割表示もできる。

アップデートは、「Windows Update」またはダウンロードセンターで、無償で提供する。