QRコード決済機能追加で、実店舗でも利用できるようになる

ネットプロテクションズは8月頃を目途に、カードレス決済サービス「atone(アトネ)」に、QRコード決済機能を追加する。これまでECサイトが中心だった「atone」の導入店舗を実店舗に広げ、乱立する他のQRコード決済にはない、「atone」独自のメリットをユーザーに打ち出す。

「atone」は、クレジットカードがなくても、スマートフォンがあれば会員登録だけで誰でもすぐに利用できる決済サービス。携帯電話番号とパスワードの入力だけで買い物が可能で、会員登録や利用にかかる費用は、月額90円のみ。

支払い方法は、翌月以降に届くコンビニでの請求書払いか、口座振替となる。また、支払い完了後は利用額の0.5%分のポイントが付与され、貯まったポイントは次回以降の買い物の値引きに利用できる。

新たに導入するQRコード決済では、ユーザーが「atone」で支払う旨を店舗側に告げると、店員がタブレット端末で専用QRコードを生成し、そのQRコードを「atone」のアプリで読み取り、金額を確認して「決済する」ボタンをタップすると、決済が完了する。

店舗側に発生する費用は決済手数料1.9%(8月に開始する実証実験のテスト価格)のみで、初期導入費用や月額費用はかからない。別途、QRコード生成用タブレットレジ端末や、インターネット環境が必要。

同社内やテスト店舗での実証実験を経て、2019年1月以降に本格的な展開を開始する予定。将来的には、ユーザーが「atone」アプリで生成したQRコードを店舗側が読み取って決済する仕組みの開発も予定している。

なお、ネットプロテクションズでは「atone」によるQRコード決済の実証実験に協力する事業者を5社限定で募集する。実証実験への参加事業者には、特典として、月間の取引金額100万円まで決済手数料を3か月間無料するほか、タブレットレジ端末としてiPad Wi-Fiモデルを無料提供する。

FeliCa方式に比べ、事業者の開発工数や店舗の導入コストが低いQRコード決済方式のキャッシュレス決済は、口座直結で即時引き落としの「デビット型」、事前入金必須の「デポジット型」、クレジットカード登録を前提とする「クレジット後払い型」の3つに分かれる。「atone」は、クレジットカードを利用したくない、銀行口座を登録したくないといった、現金払い・コンビニ後払い派のニーズを満たす、クレジットカード登録不要の「カードレス後払い型」となる。

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