仕事と結婚の板挟みで女子が悩むシンデレラ・コンプレックスとは

女性も男性並みに仕事をするようになった現代ですが、結婚願望の強い女性はいまも昔も変わらぬまま。結婚に憧れる女性ほど、理想通りの男性になかなか出会えず悩みを抱える傾向にあるようです。

そんな潜在意識のことを、心理学では「シンデレラ・コンプレックス」と名付けられています。アメリカの心理学者コレット・ダウリングが提唱したもので、特に自立願望と依存願望のある若い女性に当てはまるのだそう。

というのも、仕事をバリバリとこなすキャリアウーマンも、社会的には自立しているように見えますが、心の奥では「誰かに甘えたい」という気持ちが少なくないもの。ストレスを感じるほど、つい白馬の王子様に憧れてしまう独女も少なくないのでは?

 

反対に、専業主婦の女性も仕事で活躍する友人を見て、「このままでいいのかな?」と焦ってしまうのもシンデレラ・コンプレックスの特徴です。すなわち求める理想が強いほど、自分の欲求を満たす依存心が高くなってしまうことが、この心理状態の厄介なところなのです。

このような心理状態を克服するためには、まず依存する関係を避けて自立心をきちんと持つこと。誰しも抱えがちな潜在意識だからこそ、自分の求める結果に固執し過ぎないことが大切です。婚活中の女子から、今後結婚して仕事を辞める予定の女子は、いま一度じっくりと自分の気持ちと向き合ってみて。

 

ストレスと上手に向き合うことで長生きすることができる?

仕事に追われると、否応なく溜まっていくストレス。悪い意味で使われがちですが、必ずしもストレスを感じることは悪いことではないそうです。

なんでもストレスを上手に受け止めることで、長生きの効果があるのだとか。心理学でストレスは「ストレッサー」と呼ばれ、経済状態の悪化や仕事の責務などに対する適応反応といわれています。

 

人はストレスに晒されると、頭痛がしたり胃が痛くなったりと、体内で一時的な機能低下が起こるもの。ですが、同時に体内では抵抗力が高まり、ストレスに適応できるレベルにまで体が慣れていくようです。

脳内の活動も活性化されるので、知能レベルもどんどんと発達していくのだそう。実際、社員よりもさまざまなストレスに晒される企業のトップの方が、寿命が長いという結果もあります。