いまや、アップルの新製品情報の噂は、ビジネスパーソンに必須の知識かもしれません。

1月24日に、アップルは第1四半期(2011年10-12月)決算を行いました。iPhoneは約3704万4000台(前年同期比128%増)、iPadは1543万4000台(前年同期比111%増)と売上も好調で、その発表を受けて、翌日には上場企業の株価総額がエクソン社を抜いて世界一(4148.3億ドル:32.4兆円!)になりました。

こんなすごい企業のアップルですが、昔から新製品情報の噂が新聞、ネット、アップルファンから絶えません。アップルは「将来の製品については語らない」という徹底的な秘密主義をとっているからです。

そして今、噂の中心にあるのは、iPad3※1です。毎日のようにさまざまな情報が飛び交っています。今回のレポートでは、ニュースメディアやアップル系噂サイト、これまでのリリースタイミングなどをみながら、

iPad3はいつ頃発売されるのか
iPad3ってどんな製品?

をまとめてみたいと思います。まだ見ぬiPad3の妄想を膨らませましょう。

現在、発売時期や製品内容について噂がとびかっていますが、現状では有力とされるアメリカの金融情報サイトBloomberg※2の記事にはこう書かれています。

iPad320123月に発売され、より高解像度のディスプレイや、より速いクアッドコアプロセッサ※3、次世代の高速ネットワーク(LTE4)が搭載されるだろう。2月にはアジアの生産工場で量産体制に入る」

ビジネスパーソンの皆さん、「iPad3ってどうなるのかね?」と急に上司に聞かれる場面に出くわしたら、上のフレーズをとりえず言えばしのげるでしょう。

特にiPhone、iPadとスマートフォン市場やタブレット市場のトップにいるアップルの動向をウォッチしていくことは、今後のビジネスシーンを考える上でいまやとても重要になっていますので、注目を!

1 iPad3: 製品名がiPad3になるとはかぎりませんが、本レポートではiPad3とさせて頂きます。例:iPhone3GiPhone3GS

2 Bloomberg (英文)

3 プロセッサ:コンピュータなどの中で、ソフトウェアを動作させるためのハードウェアのこと。最新のiPhone4SiPad2にはアップルが自社開発しているApple A5が搭載されています。コア:プロセッサの中核となり、演算処理を行う部分のこと。Apple A5ではデュアルコア(2コア)で、クアッドコアとは4コアのこと。それぞれが独立して演算を行えるため、2よりも4のほうが性能が高くなります。

4 LTE:ロング・ターム・エボリューションの略称。新たな携帯電話の通信規格のひとつ。日本ではNTTドコモがXi(クロッシィ)という商用サービスを提供中。KDDI201212月頃、ソフトバンクは20122月頃を予定しています。