ユニット抗争によって展開される個性豊かなレスラー達が魅力!

真壁刀義―Thank youな!
真壁選手のように、如何にもプロレスラーらしいワイルドなルックスの選手もいます

勿論、身体がゴツくて男臭い、まるで男性ホルモンの塊ようなパワフルな見た目のレスラーもいます。テレビの情報バラエティーでお馴染みの"スイーツ真壁"こと真壁刀義選手や石井智宏選手(このふたりは、ドーム大会で対戦!)、矢野通選手といった実にプロレスラーらしい体型、顔つきのプロレスラーもイケメンには負けじとド迫力のぶつかり合いによる肉体派の激闘をリングの上で描いています。

新日本プロレスでは、こんな個性豊かな選手達が、それぞれ"ユニット"と呼ばれる集団、グループを構成し、リングの上の覇権を賭けて凌ぎを削り、ストーリーが紡がれています。

棚橋選手やベテランの永田裕志選手、小島聡選手らを中心とした正義の軍団である"新日本プロレス本隊"。中邑選手やオカダ選手ら個性派レスラー揃いの反体制派グループ"CHAOS"。外国人選手によって構成され、リング上で悪事の限りを尽くす無法者集団"BULLET CLUB"。プロレス界きっての武闘派レスラーとして知られる鈴木みのる選手が結成したユニット"鈴木軍"。

そして、そこにアメリカのインディー団体であるROHから日本に送られてくる刺客達が加わります。それぞれに独自の色がある各ユニット、そして、そこに所属するレスラー達も、皆、キャラが立っていて、そんなユニット同士による抗争は、まるで、バトル漫画を読んでいるかのようなワクワク感を与えてくれるのです。

女性人気の高いルックスが良い選手や凄い身体をした選手、男惚れするダンディズムに溢れた選手、ちょっと危険な香りのする悪の魅力を身にまとった外国人選手、様々なタイプのプロレスラーが今の新日本プロレスには揃っています。

どんな人でも好きになれる、感情移入を出来る選手がきっといます。これは、プロレス初心者の方にも強くオススメをしておきたいポイント。そんなレスラー達の姿を会場で観て、贔屓の選手を見つけたならば、貴方はもうその日から立派なプロレスファンなのです!
 

まるで、ロックのコンサート! 試合を彩る演出も大きな見どころ!!

このように、魅力的なレスラーが数多く所属、参戦をしている新日本プロレス。一年中全国を旅して各地で興行を行っているのですが、そんな中でも何故、私がこの1月4日の東京ドームを特に"推し"ているのか? 答えはシンプルに、このドーム大会が新日本プロレスの興行の中で一番規模が大きい、最大級のビッグマッチだからです!

年間最大のビッグマッチともなると演出も対戦カードも非常に豪華。ですから、プロレスを知らない人、プロレスに興味はあるけれど未だ観戦をしたことが無い人にこそ、この新日本プロレスのお正月興行をその入口にして欲しいとプロレスファンの自分は強く願って止みません。

そこで、このドーム大会の演出やカードがどれだけ凄いのか? それぞれ解説をしてみたいと思います。先ずは『WRESTLE KINGDOM』。試合内容に加えて、観客を魅せよう、盛り上げようとする演出の数々も毎年練りに練られていて、非常に楽しませてくれるのです!

豪華なセットが組まれ、会場内をレーザー光線が飛び交う。大画面のなスクリーンには、各選手の入場を煽る映像(通称"煽りV")が流れ、入場曲が大音量で場内に流れます。入場ゲートに設置されたパイロからは炎が吹き出し、場内に花火が打ち上げられ、メインイベント終了後のフィナーレには大量の紙吹雪と銀テープが発射され、会場内は大きな多幸感に包まれるのです。

こんな感じで、視覚や聴覚をダイレクトに刺激してくる演出の数々は、問答無用で観客のボルテージを上げてくれます。巨大なスクリーンや爆音、レーザーやパイロが多用される辺りは大規模なロックコンサートにも通ずるものがあり、そういったイベントのノリをイメージされると会場の雰囲気も伝わりやすいかと思います。例え、予備知識が無くてもこういった演出が気持ちを高めてくれるのです!