NTTドコモが実施した「2018年 妊婦のメディア接触に関する実態調査」によると、妊娠中の不安や悩みの解消のためにネットサーフィンをする「妊婦サーフィン」が妊娠前と比べて増えた人が92.1%と、9割以上にも上っていました。特に「胎児の状態について」を検索する人が95.4%で最多でした。

また気になるのは、ネットサーフィンによって「不安が増加した」という人が26.8%いたことです。これでは本末転倒ですよね。

妊娠中や子育て中は、いつもより子どもや身体のことで不安が増すものです。より一層、ネット情報との付き合い方には気を付ける必要がありそうです。

そこで今回は、ITジャーナリストの高橋暁子さんに、妊婦やママのネット情報との賢い付き合い方について教えていただきました。

妊娠中・子育て中のネット検索にまつわる注意点5つ

まずは妊娠中や子育て中に、ネット上の情報を検索して閲覧する際に、注意したいことを5つ挙げていただきました。

症状や体調の心配は必ず医師に相談を

高橋暁子さん(以下、高橋)「インターネット上には、医学的に正しい情報だけでなく間違った情報も多く出回っています。自分やお子さんの症状や体調などで心配なことがあれば自己判断せず、必ず医師にかかるようにしましょう」

極論・暴論に注意。医師による否定も合わせて読む

高橋「ページの閲覧数を上げるために極論や暴論を書いている記事は多くあります。しかしあくまでお金儲けのために書いていることがほとんどですので、安易に信用しないこと。極論・暴論は医師などが否定していることが多いですので、そちらも合わせて読むようにしましょう」

一部の口コミだけ信じない

高橋「口コミ情報は特に人によって違う上に、お金をもらってPRコメントとして書かれていることもあります。一部の口コミを信じるのでなく、口コミサイトやブログ、SNSなどからできるだけ多くの情報を集めることで、一般的にどのような感想が多いかがわかります。広い目で見て判断しましょう」

ネットだけでなく人にも相談を

高橋「不安なときはインターネットだけでなく、夫、祖父母、ママ友、相談機関などに相談するのがおすすめです。不安な気持ちを吐き出すことですっきりしますし、助言やヘルプも得られるはずです」

スマホ依存は子どもにも影響あり

高橋「ネットサーフィンに没頭するあまり、スマホ・PC・タブレット依存にならないよう注意を。保護者の利用時間が長いほど、子どもの利用時間も長くなる傾向にあることがわかっています。子どもを見るべきときは子どもと向き合う、子どもの話を聞く時間もしっかりもうけることがとても大切です」