ホテルのグランドオープンの時、招待客にこの料理を提供していた!
メニュー見るだけで、気分が悪くなりそうな、料理の数々。
しかし、レストランのメニューなら、それを食べなければいいだけの話ではありますが、実はここにもハイタワーらしさが隠れたエピソードが。
ホテルの外になりますが、建物に向かって左側には、掲示板のようなものが、3つあります。
これは、現在、ホテルツアーを開催している「ニューヨーク市保存協会」が設置したものです。
ホテルハイタワーの建設から、ハイタワーの様々な冒険の様子、そして彼が失踪した後の新聞記事等の、スクラップ等が貼られています。
真ん中の掲示板裏には、ホテルのグランドオープン時の新聞記事等が貼られているのですが、ここにも先程のオリンピックレストランのメニューと同じものが貼られています。
しかもこれは良く見ると、上部にはグランドオープンした時のメニューと書かれています。
……そうです。
このゲテモノ料理、ハイタワーは自分だけが楽しむならばまだしも、実はグランドオープンの時の、数百人の招待客に、この料理を振る舞っていたのですね。
同じく、この掲示板には、グランドオープンの時の会場の写真があるのですが、この時にテーブルに配膳されていたのが、あの恐ろしいゲテモノメニューと言う事になるのです。
権力者でもあったハイタワー三世。こんなところでも、彼の性格がよく表れていますよね。
ホテルハイタワーにはこうした細かな物語が非常にたくさん隠れています。大人気の「タワー・オブ・テラー」は、特にこれからの春の季節は、待ち時間が長くなる傾向があります。
建物の内部に施された、様々なプロップス(小物)や、美術品などを見ながら、こうした奥深いストーリーを想像してみるのも、面白いかもしれませんね。