ひとりバス停で待つ間に、前列の大人が落とした財布を見つけた子供。果たして勇気を出して、見知らぬ大人を助けてあげられるのか……?

そんなコンセプトのシチュエーションムービー『いいことできるかな』が、日本赤十字社によって公開されています。

子どもたちは、とっさの出来事にどう反応する…?

私有地にバス停を設置して、子供たちの安全に配慮しながら撮影されたというこのショートムービー。画面が子供にフィーチャーしていることもあって、見る側もつい子供の視点で観てしまいます。全編ほっこりしていて、TV番組『はじめてのおつかい』のような気持ちに浸ることができますね。

そして何より、子供たちが見せる自然な表情と仕草は動画の最大の見どころではないでしょうか。落とした財布を見つけたあとに、大人に声をかけるかどうか迷う子供の表情。そして、勇気を出して人助けすることができたときの、満足気な笑顔。

子供たちが心の中に自然と持ち合わせている、人を助ける優しい気持ちを思い出せてくれると同時に、そのあどけない表情は大人にもボランティア・チャリティ精神の大切さを教えてくれる気がします。子供と財布というモチーフを現実に起きているほかの問題に置き換えてみると、自分たちも勇気を出せば何ができるのか……ということも考えさせられますよね。