「Surface 3」を守るタフネスケース

いま、最も注目を集めているモバイルノートの一つといえるのが、マイクロソフトのタブレット「Surface 3」だ。LTE回線を使って外出先でもすばやくインターネットを利用できる。このため、多くのビジネスマンに支持されている。持ち運ぶ頻度が増えれば、気になるのが筐体の保護だ。そこで、持ち歩く「Surface 3」をガッチリ守る堅牢ケースを紹介する。

「Surface 3」はタブレットPCスタイルを採用しており、本体は液晶ディスプレイと一体化した1枚の板だ。キーボードはカバーを兼用しており、使わない時は液晶ディスプレイに重ねることで画面を保護できるようになっている。

「Surface 3」は、軽快に持ち歩くことができ、どこでも通信できるとなるとオフィス内に限らずさまざまな場所で利用する機会が増えるだろう。そうなると心配なのが、ちょっとした不注意で落下させたり衝突させたりしてしまうことだ。気をつけていてもカフェなどで隣に座っていたお客さんが立ち上がる時に引っかけてしまうこともあるだろう。事故を完全に防ぐことはできない。

そこで、安心のためにぜひ装着したいのが堅牢性の高いケース。なかでも注目は米国・URBAN ARMOR GEAR(UAG)社の「Surface 3」専用ケース「UAG-SURF3」。日本ではプリンストンが販売を手がけている。

●米軍調達基準「MIL規格」に準拠した高い耐衝撃性能を搭載

ではまず、「UAG-SURF3」の仕様をチェックしよう。質量は約273g。高い耐衝撃性能を備えていることを考えれば非常に軽量。「Surface 3」本体が約641gで、専用のSurface 3タイプカバーが約265gなので、合計質量は約1179gになる。数字上は1kgを超えてしまうが、実際に持った感覚では、ケースを付けていない状態(約906g)とそれほど差を感じなかった。慣れてしまえば全く気にならない重さだろう。

堅牢性と軽さを両立した秘密が、裏面のハニカム構造にある。ハニカムとは、蜂の巣のような6角形がつながった構造のこと。素材として採用されているのは、熱可逆性ポリウレタンエラストマー(TPU)で、ゴムのような弾力性と硬質プラスチックのような強靱さを兼ね備えている。この素材をハニカム構造することで、高い耐衝撃瀬能と軽量化を両立しているのだ。

実際に「Surface 3」をケースに入れた状態で持ち歩いてみた。前述の通り、重さは全く気にならない。約1.2kgの重量は、モバイルノートとしてもかなり軽い部類。高い堅牢性を考えればとても軽いといっていいだろう。

モバイルノートを持ち歩く上で怖いのは、やはり落とすことだ。ビジネスマンなら、取引先まで電車で移動する際に資料をチェックすることもあるだろう。満員電車で隣の人がぶつかってきたり、突然のブレーキで体勢を崩したり、思わず「Surface 3」を落としてしまうことがあるかもしれない。また。机の上に置いた「Surface 3」を引っかけて落としてしまうこともないとは言い切れない。

そんな不慮の事故で「Surface 3」が壊れてしまっては仕事にならない。しかし、「UAG-SURF3」を装着していれば安心だ。「UAG-SURF3」はMIL基準定める試験のなかでも、高さ122cmから、26方向での落下試験すべてをクリアしている。実際に編集部でさまざまな方向、高さからの落下テストを実施してみたが、すべて問題なく起動した。これならタフな現場でも安心して使えそうだ。

「UAG-SURF3」はアルミスタンドも搭載しており、本体搭載のスタンドと同様に3段階の角度調整が可能。ケースを装着したことで、このあたりの使い勝手が変わることはない。本体側面のUSB端子部などはケースを付けたままでアクセスできるような構造で、USBメモリなどを使ってデータをやりとりする際もスムーズだ。

ただし、ケースが本体部分のみを覆っている関係上、Surface 3タイプカバーは保証対象外となることは注意しておきたい。

●「Surface 3」の手軽さに堅牢性をプラス!

「UAG-SURF3」を製造しているUAG社は耐衝撃性能をもつ特殊なモバイルケースを数多く製品化している南カリフォルニアの企業だ。このため、軽さと耐衝撃性能のバランスの良さは折り紙付きだといえる。実際、「UAG-SURF3」の使い勝手も非常に良かった。

過去にノートPCやタブレットPCを落として壊した経験のある人はもちろん、「Surface 3」が気になっているものの、堅牢性などの部分で躊躇しているという方には、ぜひセットでの購入がおすすめだ。装着した姿はワイルドさがプラスされ、デザイン的にも優れているといえるだろう。