――一見「季節外れ」のリリースでも意味があるということですね。
ぶう:それにタイトルも『狂い咲く~』だし、春に出さないほうが面白いんじゃないのと。
――かなりテンションの高い、お祭りのような雰囲気もある曲です。
ミド:春だし、テンション上がるじゃないですか。暖かくなって、身体も動くようになるし、膝も痛くなくなるし…(笑)。
ぶう:前回のシングル『正しい世界の終わり方。』が非常に重かったというのもあって。
ミド:だから今回はライブ曲にしようっていうテーマがありましたね。
――前回のシングルのタイトルは「終わり方」で今回は「始め方」ですね。
ぶう:ここからもう一回始めようって…何回始めてるんだって話ですけど。
ミド:「始める始める詐欺」です。
ぶう:何度でも始めます!
――歌詞には例によって元ネタはあるんですか。
ぶう:タレントの野沢直子さんっているじゃないですか。あの人がCD出してるの知ってます?めっちゃヤバイですよね。『鼻がぴょーん(※90年にリリースされたアルバム『生理でポン』収録)』っていう曲にボクは衝撃を受けたんです。
ミド:だから鼻からなんか出てきたって歌ってるんだ。
ぶう:「鼻がぴょーん外れてしまったらどうしよう」って歌なんですよ。もう明日からどうやって生きていけばいいんだろうって。何を意味しているのかはよくわかんないです。そこにインスパイアされました。
Joe:…本当ですか?
ぶう:本当です。それに「世界の終わり方」っていろいろあるけど、花が咲き乱れて終わるのも厨ニ的でいいんじゃないかなって。
――昨年リリースされたアルバム『惡童のススメ』、シングル『正しい世界の終わり方。』は冬になって世界が終わってましたよね。
ぶう:そうです、冬の次は春が来ないと。
――ちょっと細かいこと伺っていいですか? 『惡童のススメ』収録の『少女戦闘員M、踊る。』の歌詞ではたしか地軸だか磁気の変化で冬になったんですよね?設定的に。なぜ春に?
ぶう:「別の世界」のお話です。「平行世界」です!
Joe:「平行世界」といえば何でもOKと思ってるでしょ(笑)!
――こちらはどなたの作曲ですか?
ぶう:これはJoeさんです。
Joe:ですけど、本当に元ネタでしかなくて、もっとパンクチューンだったんですよ。でもそれでシングルにしましょうという話になって、「どうしよう」という中でクラオカと話し合って、半分以上彼に投げてしまったところもあるし、その上でスタジオに入ってみんなで合わせてっていうところもあるので、あんまり誰が作ったというものではないかもしれませんね。
ぶう:元々あったサビとはまったく違うもんね。
Joe:ああでもないこうでもないと複数人でやってたので、誰が決定打を出したとかもないですね。
クラオカ:今言うことじゃないかもしれないですけど、これはリポDのCMとタイアップしたいですね!
Joe:「リポビタンD」の曲ってそもそもあるの?
クラオカ:なんか青春感があるというか!
ぶう:サビのリポD感はたしかにありますね。
クラオカ:「ガシャ」って!(※ここで瓶のフタを開ける動作)