YOGA Tab 3 Pro 10

レノボ・ジャパンは10月27日、シーンに合わせて変形する「YOGA」シリーズの新モデルとして、タブレット端末「YOGA Tab 3」とノートPC「Lenovo YOGA 300/900」を11月上旬から順次発売すると発表した。

●エンタテインメント機能を強化したタブレット端末「YOGA Tab 3」

「YOGA Tab」は、シリンダー状のバッテリ部分と、回転するキックスタンドを備えたタブレット端末。バッテリ部分をもつホールドモード、スタンドを立てて傾斜をつくるチルトモード、タブレットを自立させるスタンドモード、キックスタンドを回転させ、フックにかけるハングモードの四つのスタイルに変形する。

「YOGA Tab 3」は、Android 5.1を搭載するほか、ボールペンなどあらゆるペンをスタイラスペンとして利用できるAnyPenテクノロジーに対応する。それぞれWi-Fiモデル、LTEモデルを用意する。

上位モデルの「YOGA Tab 3 Pro 10」は、180°回転するピコプロジェクターを内蔵し、最大70インチの大画面で映像を楽しめる。10.1インチWQXGA(2560×1600ドット)ディスプレイ、四つのJBLスピーカーを備える。話題の動画配信サービス「NETFLIX」のアプリをプリロードし、映像コンテンツを存分に楽しむことができる。

バッテリ容量は10200mAhバッテリで、最大18時間の連続駆動が可能。IPX1等級をクリアする防水機能があり、キッチンなどの水まわりで安心して利用できる。CPUはAtom x5-Z8500 プロセッサーで、2GBメモリ、32GBのストレージを搭載する。11月上旬の発売で、税別の実勢価格はWi-Fiモデルが6万5800円前後、LTEモデルが7万800円前後の見込み。

プロジェクターなしモデルとして8インチの「YOGA Tab 3 8」、10.1インチの「YOGA Tab 3 10」の2モデルを用意する。両モデルとも350nitsの明るさのHDディスプレイを採用。正面に配置した二つのスピーカーがダイナミックな臨場感のある音を再現する。

180°回転するカメラは、手を開いたり閉じたりするジェスチャーで撮影ができるので、簡単に自撮りができる。

バッテリ容量は8インチモデルが6200mAhで、最大約20時間、10インチモデルが8400mAh。最大約18時間駆動する。CPUはQualcomm APQ8009/MSM8909 Quad Coreプロセッサーで、1GBメモリ、16GBのストレージを内蔵。ディスプレイ解像度は両モデルとも1280×800ドット。

11月上旬に発売し、税別実勢価格は、「YOGA Tab 3 8」のWi-Fiモデルが2万3800円前後、LTEモデルが2万8800円前後、「YOGA Tab 3 10」のWi-Fiモデルが2万6800円前後、LTEモデルが3万1800円前後の見込み。

●変形するノートPC「Lenovo YOGA」シリーズ

ディスプレイ部を回転させることで、四つのモードに切り替えることができる「Lenovo YOGA」シリーズ。新モデルとして、ハイエンドの「Lenovo YOGA 900」、エントリーの「Lenovo YOGA 300」を用意する。両モデルともOSはWindows 10 home 64bitを採用した。

「Lenovo YOGA 900」は、独自のウォッチバンド・ヒンジ構造を使いやすく改良。ノートブックモード、スタンドモード、テントモード、タブレットモードの四つのスタイルに変形する。キーボードにファンクションキーを追加、6列配列となり使い勝手が向上した。

CPUとメモリ、ストレージ容量を選択可能で、CPUはインテル Core i-7/i-5、メモリは4GB/8GB、ストレージは256GB/512GBから選択できる。ディスプレイは10点マルチタッチ対応の13.3型QHD(3200 x 1800)IPS液晶。カラーはクレメンタインオレンジ、プラチナシルバー、シャンパンゴールドの3色。12月上旬の発売で、税別実勢価格は8万7800円から。

「Lenovo YOGA 300」は、コンパクトなきょう体に必要十分なスペックを搭載。CPUはCeleronプロセッサー N3050で、4GBメモリ、500GBのHDD、10点マルチタッチ対応の1.6インチHD液晶(1366×768)を備える。11月上旬発売で、税別価格は8万6800円前後の見込み。