ストーリー展開と熱の入った演技が心にしみる「さよならのプリエール」

さて、「君の歌…」最終公演の2週間後には、「さよならのプリエール」公演が開催されました。

こちらはハコイリムスメのオリジナル曲をタイトルに据えています。前回の「君の歌…」公演はソファ一つを軸にしたシンプルな舞台だったのに対して、今回は机とイス、カウンターと舞台セットが増量。さて、どうなるんでしょう?

開演前、あまりにもガチな演劇公演なので、BGMもなく場内は空調の音がよく聞こえるほど。緊張感のある雰囲気が、演劇らしさを醸し出しているようです。今宵も少女たちのドラマが開幕します…。(写真はストーリー終了後のライブ時のものです)

舞台は、北国にある喫茶店。喫茶店の店主を鉄戸美桜さんが、可愛らしい妹を我妻桃実さんが演じます。我妻さんは今回も妹キャラですね。

さらにそのお店に来る常連さんとして、司法試験を目指す秀才少女を菅沼もにかさん、自慢の彼氏を持つ少女を内山珠希さん、つなぎを着た牧場の娘を小松もかさん。そんな喫茶店にやってくる一人の物憂げな少女が、阿部かれんさん。6人の織りなすドラマは、意外な展開を見せて…。

ドタバタ、にぎやかな雰囲気もあった「君の歌…」公演と比べて、今作は全体的にしっとりとした物語になっています。最初は名作TVドラマシリーズ「北の国から」のようだな、と感じましたが、最後には一本の短編映画を見終わったような感覚に。お芝居後のライブでは、お菓子をプレゼントするサプライズも。ううん、楽しかった!