「dynabook T67」

東芝は、PCの2016年春モデルとして、スタンダードノートPC「dynabook Tシリーズ」4機種、オールインワンデスクトップPC「dynabook Dシリーズ」3機種を、1月22日から順次発売する。

●スマホ連携や動画編集アプリを一新

春モデルでは、新生活を楽しむため、スマートフォン(スマホ)との連携アプリや写真、動画編集アプリなどソフト面を一新した。

スマホ管理アプリは「sMedio TrueLink+Phone」を採用。PCとスマホをワイヤレスで接続して、PCの大画面でスマホ内の連絡先の編集や管理ができる。使い慣れたPCのキーボードやマウスで管理できる使い勝手のよさが売りだ。

電話の着信をPCの画面上に表示したり、スマホが手元になくてもPCのキーボードでSMSの返信ができたりと、ビジネスシーンで使える機能も搭載した。

動画編集アプリ「CyberLink PowerDirector14 for TOSHIBA」は、アクションカメラなど、広角レンズによる地平線のゆがみを補正する機能をはじめ、120fpsや240fpsのハイフレームレートで撮影したビデオを取り込んでも、Windowsで再生可能な60fpsに変換する機能などを搭載する。iPhoneやアクションカメラの動画編集にストレスを感じていたユーザーにうれしい機能だ。

ほかにも、別々のビデオカメラで撮影した2本の動画を、同期させて1本のビデオに簡単に編集する「マルチカムデザイナー」機能などを搭載する。

写真編集アプリ「CyberLink PhotoDirector7 for TOSHIBA」は、風景撮影で不要な対象物が写り込んだ場合、簡単に取り除いて背景を自動補完して自然な仕上がりにする機能を搭載。

複数の写真を継ぎあわせてパノラマ写真を作成したり、人物写真の「しわ消し」や「スキンスムーサー」などの補正ツールも多彩だ。

●17.3インチの「T67」はBDドライブ搭載

スタンダードノートPC「dynabook Tシリーズ」は、17.3インチの「dynabook T67」、15.6インチの「dynabook T75」「dynabook T55」「dynabook T45」を用意。

17.3インチのフルHD高視野角液晶ディスプレイ(解像度1920×1080)を搭載した「T67」は、新たにBDドライブを搭載。Bluetoothマウスも同梱した。CPUは、インテルのCore i5-6200U(Skylake)を搭載し、Cortanaに対応する。税別の実勢価格は18万円前後の見込み。

15.6インチの「T75」は、CPUにインテルのCore i7-6500U(Skylake)を採用し、Cortanaに対応した。約23.5mmの薄さのフルHD高視野角液晶ディスプレイや、高速アクセスと大容量を両立するハイブリッドドライブ(SSHD)を搭載する。税別の実勢価格は19万円前後の見込み。

「T55」は、CPUにインテルのCore i3-610U(Skylake)を採用し、Cortanaに対応する。税別の実勢価格はが16万円前後の見込み。

「T45」は、Celeron搭載のエントリモデル。約7時間バッテリ駆動できる。税別の実勢価格は13万円前後の見込み。

●デスクトップはテレビやレコーダーと連携

21.5インチの液晶一体型デスクトップPC「dynabook Dシリーズ」は、ボディーや主なスペックは従来モデルから変わっていない。「D71」と「D51」は、3波対応のW録チューナーを搭載。「Station TV X for TOSHIBA」アプリで、HD画質の映像の書き出しができる。

SeeQVaultに対応したSDカードやHDDに書き出したHD映像を持ち出して、ほかのノートPCで好きな場所や好きな時に視聴できる。レグザブルーレイやレグザサーバーとの互換性も確保しており、レグザから書き出したHD映像を「D71」や「D51」で視聴することもできる。

「D71」は、CPUにIntel Core i7-4710MQ6200U(2.5GHz)を採用し、8GBメモリ、2TBのHDDを搭載する。光学ドライブはBDXL対応ブルーレイディスクドライブ。税別実勢価格は21万円前後の見込み。

「D51」は、CPUにIntel Celeron 3215M(1.7GHz)を採用。4GBメモリ、1TBのHDDを搭載する。光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ。税別実勢価格は16万円前後の見込み。

「D41」は、テレビチューナー非搭載モデルのためHD映像の書き出しはできないが、SeeQVault対応のSDカードやHDDの映像を再生して視聴できる。税別の実勢価格は15万円前後の見込み。