マンガ:ヒラマツオ

困った時には助産師さんが、24時間体制で駆け付けてくれた入院生活を終え、久々に帰ったわが家。

良くも悪くもすぐそばに人がいた大部屋生活から、早く脱出したかったはずなのに、

たった3人で暮らす自宅に腰を落ち着けた途端、急にムクムクと不安が膨らんだのを覚えています。

新米母ちゃん&父ちゃんの置かれた状況を言い換えるなら、途中逃亡は許されない “新プロジェクト”を任された新入社員みたいなもの、といえば想像しやすいでしょうか。

やる気はあるけど、経験値は低く、

業務は24時間体制で、明確なマニュアルは存在しない代わりに、類似案件の過去データは膨大。

妊娠期間に思いつく範囲の予習はしたつもりでしたけど、育児を始めてみると、

まさに「百聞は一見にしかず」で、

「事実は小説(育児書)よりも奇なり」。

情報としてインプットしてきた“子育て方法”なんて、実物のインパクトを目の当たりにした途端に、いったんどっかに吹っ飛びました(笑)。

“一般論”としての育児マニュアル的な情報って、基礎としては必要不可欠ですが、全ての情報を実戦で活用するのは、初心者には難しいもの。

泣き止まないわが子を前に、対処に迷って参考にしようと思っても、大抵の場合、

ナビを頼んだ地図アプリに、ざっくり「東の方にあるよ〜」と言い放たれたくらいの感覚になるんですよね(待って待って、そこで案内終了はやめて!)。

少しすれば経験に基づく親のカン(もしくは程よい諦め)も発動できるようになりますが、最初のうちに打てる手は“The 消去法”のみ。

お腹すいた、ゲップしたい、寒い、暑い、オムツ濡れてる、眠いのに寝付けないetc…と一つ一つの可能性を潰して、泣いている要因を探るわけですが、こちらの頭にインプットされていないものが原因だったりするともうお手上げ。

一瞬前までめっちゃご機嫌だったくせに、夕方になると突然泣き出して、泣き止ませる方法は、ひたすら抱っこ(着席不可!できれば母!)のみ、なんて、

「夕方は物悲しくなるタイプなのかしら…(なにその理由…)」と自分を無理やり納得させるしかない(笑)。

結局、謎の現象としてSNSで呟いたら、先輩ママから「それって“黄昏泣き”かもよ?」と教えてもらい、なんじゃそりゃ、と半分呆れつつ(生まれたばっかで黄昏って)、

この現象、ウチだけじゃなかったんだ…、と安堵する、みたいな。

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