ズートピアの街並みのルーツは『ピノキオ』
©2015 Disney Enterprises, Inc.
さらに、リッチ・ムーア監督は、「街全体に歴史観や生活感を盛り込みたかった」と語ります。
「セットのように作られた街ではなく、新しい建物の隣に古い街があり、その隣にはもっと古い街がある。そんな層を持った長い時間をかけて作られた街にしたかった。」
監督がこう考えるようになったきっかけは、ディズニー映画にありました。
『ズートピア』はディズニー最新映画でありながら、これまでのディズニーの伝統をしっかりと受け継いだ作品です。
子どものころからディズニーを愛した2人が、これらの想いをしっかりとズートピアの街に入れ込んでいます。
リッチ・ムーア監督は、子どもの時に観た『ピノキオ』が『ズートピア』に影響したと語ります。
冒頭で街を進んでいく映像を観て、当時はマルチプレーン(板に描かれたセル画を何層にも重ねた手法)の映像ですが、『あの角を曲がったら何があるんだろう? 』『あのドアを開けたら何があるんだろう? 』と思いました。
これはスクリーンの中に観客が飛び込む感覚です。
舞台のあらゆるところに冒険や発見が待っている、それがディズニーの醍醐味です。」
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