3.部屋の間取りや庭について話す

「男の子が二人いる我が家は毎日騒がしくて、仕事で疲れているときなど夫は夕食が終わると早々に自分の部屋に引き上げることがありました。

もちろんゆっくりしてほしい気持ちはあるけど、夫婦での会話が減って、たまにふたりになっても出るのは子どものことばかり、つまらないなと思っていました。

ある日、うちにポスティングされる住宅販売のチラシを『こんな間取りもいいね』って話題作りで夫に見せてみたら、『うちもこうしてみるか』と乗ってきてくれて。

自営業なので仕事の空いた時間にふたりであれこれ模様替えの案を練り、子どもたちがいない間に少しずつ変更していくのは楽しかったです。

帰宅した子どもに笑顔で説明する夫を見ると私も嬉しいし、今度は庭を作ろうとふたりで買い物に行くことも増えて、前よりずっと距離が近くなりました」(33歳/経理)

ふと目に入ったチラシがきっかけで、夫の関心を引くことに成功したのがこちらのケース。

仕事が忙しいとどうしても夫婦の会話が少なくなりますが、あえてふたりのことではなくても一緒に楽しめる話題があれば、そこから心がお互いを向いていきます。

部屋の模様替えや庭作りのように、家の環境も整えばふたりの会話も増えるなんて、一石二鳥以上の喜びがありますね。

慌ただしい毎日では、話したいと思っても話題がなかったり時間を作れなかったり、そのままでは心の距離が大きくなるばかり。

夫の好きなものを改めて尋ねてみる、過ごし方をこちらから提案してみるなど、会話のきっかけは普段の生活の中に隠れています。

些細なことでも話題にしてみると、夫も新しい関心を持ってくれるかもしれませんね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line